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「どっか行くの?」
「博士ん家だよ」
「そっかそっかー
楽しんでなー」
「うん!」
藤原はコナンに手を振り、見送る。
松田は後ろから黙って見ていた。
「何かあのガキ見た事あんな…」
「そりゃ、事件があればその辺うろちょろしてるからね」
「いや、何年か前なんだよな…
そんとき見たの、メガネのガキじゃねぇんだ」
「まあ、この世に似てる顔の奴が3人いるって言うじゃん?
それじゃないの?ドッペルゲンガーだっけ?」
そんな話をしながら駐車場に向かう2人。
車に乗り込み、警視庁に戻る。
「あっ、松田く〜ん!」
「ゲッ……」
「わぁ〜お…」
走ってきたのは松田のファン第1号。
藤原と松田はため息をついた。
「ため息ついたら幸せ逃げちゃいますよ〜?」
「余計なお世話だっつーの
アンタ、仕事ねぇのかよ」
「私はすぐにやるタイプなんですー!」
「アンタとは大違いだな」
「あんな書類すぐにやれるって精神が凄いよ」
藤原は書類を後回しにする癖がある。
期限に間に合わなかった場合は、躊躇なく白紙のまま出す。
そして、上司に怒られている。
それは松田も同じだった。
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作者名:蛍埜 | 作成日時:2022年7月12日 22時