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File. 22 ページ23
Youside
「……」
私は今、机に散らばっている書類とにらめっこ中。
…って、そんな暇ないんだ。
記入しようとして寝ちゃったんだよな…。
やっちまった…。
「………」
駄目だ…。
眠気が一気に襲ってきた…。
クッソ眠い。どうしよ。
もうこれは不可抗力だ。寝よう。
怒られても、聞き流せばいいし。
「藤原さん！」
私の名前を呼んだのは高木だった。
「ん？何？」
「松田さんが…」
「あー、多分アイツ二日酔いだわ」
てか松田の事世話してくれんのね。
有難いわ。マジ助かる。てか伊達さんどこ行った…。
「…痛ってぇ……」
「飲み過ぎ」
「…そんな飲んでたか…？」
無自覚かよ。
記憶無いだけか？
「あ！松田く〜ん！」
「…うるせぇ…」
誰あの子。
松田のファン？人気だもんな。
そういやこの子捜査一課に居たな。
松田の1個上だっけ…？
「藤原さん！」
「んー？」
「松田くんの世話係、変わりましょうか？」
「ん？別にいいけど」
最近の若い子っていい子だな。
この子がどういう子か知らんけど。
私はこの子苦手なタイプかなぁ。
声デカいしちょいぶりっ子だし。
でも関わる事あんま無いし。
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作者名：蛍埜 | 作成日時：2022年7月12日 22時
