後輩はクソ生意気サングラス野郎でした。【松田陣平】 (ページ13)

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File. 12 ページ13

爆発まで3分を切った。
刑事達は客などを観覧車から離れるように促した。

そんな騒ぎの中、藤原は電話を切った。

「藤原君も離れるんだ！」

「…私、警視庁戻ります！！」

「藤原君！？」

藤原はバイクに乗り、駐車場から出て行った。

警視庁前には防護服を着て、荷物を持った萩原が待っていた。

「場所はわかったけどよ、探し回らないといけねぇんだよな？」

「そうなんだよ…

しかも2人だからな…」

「でも、14時だったよな？」

バイクに乗って米花中央病院に向かいながら二人は話していた。

「松田は爆弾解体して観覧車から降りたってよ」

「後はこっちに任せろって言っといてよ」

「あとは任せろってよ、藤原ちゃんが！

え？任せられない？ハハ…大丈夫だって！

藤原ちゃんは爆処でも有名だったしよ！」

「そんな信用されてないの？私…

後輩に信用されないとか結構悲しいよ？え？」

松田と電話しているうちに病院に到着した。
萩原は松田との電話を切り、病院へと入って行った。