名古屋 ページ13
名古屋くらい、すぐに着く。
「あれ、Aじゃないか」
クローリーはすぐに私に気づいて、声を掛けてきた。
「君から僕の所に来るなんて珍しいね」
「だって貴方全然呼んでくれないんだもの」
私が拗ねたように唇を尖らすと、クローリーは「ごめんごめん」と言って頭を撫でてきた。
「そろそろ呼ぼうかなって思ってたんだよね」
「…………」
「本当だって」
クローリーはそう言ってから、ふと真剣な表情になった。
「それで、何の用かな?君がただ僕に会いたくて来たようには思えないんだけど」
「……流石、鋭いわね」
でも、彼に会いたいって言うのも嘘じゃない。
「しばらくここにいるから、気が向いたら話すわ」
彼は「何それ」と言いながら、嬉しそうな顔をした。
「今ちょうどホーンとチェスが出掛けてて、暇だったんだよね」
「話し相手くらいなってあげるけど」
「あはは。ありがとう」
……私も彼と一緒に居れて嬉しいしね。
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巳早(プロフ) - 闇猫あみ姫さん» コメントありがとうございます!前作も読んで下さったんですか!?めちゃくちゃ嬉しいです(*´ω`*)ご期待に添えられるよう、頑張ります!!どうか、お体にはお気を付けて下さいね! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 4868fc20fd (このIDを非表示/違反報告)
闇猫あみ姫 - 此れからも、応援させて頂きます♪長文失礼します(。-_-。) (2016年3月2日 17時) (レス) id: 59b3e9e05f (このIDを非表示/違反報告)
闇猫あみ姫 - 」終わりのセラフでまた、巳早さんの作品を見れるなんて嬉しいです♪(●u丱u☆笑)o*゚。巳早さんが書いた「吸血鬼に可愛がられた少女」入院している時に読ませて頂きました!とても、とても、お話が良くて退屈な入院生活の中で楽しめました!!ありがとうございます♪ (2016年3月2日 17時) (レス) id: 59b3e9e05f (このIDを非表示/違反報告)
巳早(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!ファンですか!?めちゃくちゃ嬉しいです(*´>ω<`*)そのお言葉を励みに頑張ります!! (2016年2月6日 12時) (レス) id: 4868fc20fd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 読んだらファンになりました。(*≧∀≦*)続きを楽しみにしてます。(*≧∀≦*) (2016年2月6日 11時) (レス) id: 4598f1cbb7 (このIDを非表示/違反報告)
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