せくしーきゃっと【黒尾鉄朗】

サイン(黒尾side) ページ16

水族館についた俺らは、手を繋ぎながらゆっくりと歩いていた。



「可愛い」



Aが近寄ると、そいつも近寄ってくる。

こいつ昔から生き物に好かれるんだよな。




「イルカショーだって。行ってみる？」


「そうだな」




そして俺達が歩きだそうとした時。



「あ、あの！！」



2人組の女の子が声を掛けてきた。



「何か用か？」


「えっと……。Aさん！！サインください！！」


「え」



俺の後ろに隠れてたAがおずおずと出てくる。



「鉄朗じゃなくて？」


「はい！雑誌読みました！！Aさんホントかっこよくて大ファンなんです！！」


「……そう。ありがとう」



Aはペンを貰ってさらさらとサインを書いていく。



「Aさんは、高校卒業したら本格的に芸能界に入るんですよね？」


「うん。そうだよ」


「テレビでAさんが見れる日を楽しみにしてます！折角のデート中すみません。ありがとうございました！！」



女の子達は顔を赤くしながら走っていった。



「鉄朗、そろそろ始まるね。行こ」


「ああ」



それから俺達はその日一日存分に遊んで、家に帰った。


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過去最高2位なんて嬉しすぎます！！

本当にありがとうございます！




更新遅いですが、ぜひ最後まで付き合って頂けると嬉しいです(*´ω｀*)

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