帰り道2(黒尾side) ページ11
手を離さずに2人で体育祭のことについて話していると、Aの家が見えてきた。
「ここでいいよ。ありがとう」
「そうか。じゃあまた明日な」
「うん。また明日」
Aはするりと俺の手から自分の手を抜くと、ゆっくりと家に向かって歩いていった。
その後ろ姿が、どことなく黒猫のように見えた。
「……帰るか」
俺はAが家に入っていくのを見届けてから、左に曲がった。
俺の家はAの家からそんなに離れていない。
研磨の家は俺の家の隣だし、昔はよく3人で遊んだ。
「明日、あの梟に勝ってAにいいところ見せないとな」
まだ木兎に勝ったことがない。
でも、明日は何となく勝てそうな気がする。
まあそろそろあいつらに勝ちたいよな。
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水素(プロフ) - ほんとに面白いです!更新頑張ってください (2017年6月24日 15時) (レス) id: 13d0baa70d (このIDを非表示/違反報告)
巳早(プロフ) - 腐女子さん» コメントありがとうございます!返信遅れてしまって申し訳ないです……(´・ω・`;)これからまた更新を再開しますので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです(*´ω`*) (2017年1月26日 11時) (レス) id: d8700accd2 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子 - 更新がんばって下さい!応援してます (2016年9月25日 12時) (レス) id: 51f718460a (このIDを非表示/違反報告)
巳早(プロフ) - miki☆さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けるとホントに嬉しいです!!更新遅いですが、ぜひ最後までお付き合い下さい! (2016年9月14日 18時) (レス) id: 0e9450253c (このIDを非表示/違反報告)
巳早(プロフ) - 莉莉子さん» コメントありがとうございます!更新遅いですが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです(*´ω`*) (2016年9月14日 18時) (レス) id: 0e9450253c (このIDを非表示/違反報告)
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