ウシワカの師匠【ハイキュー!!】

12話 ページ13

皆が汗を拭きながら雑談している間に、私は赤葦の所に行った。


『赤葦、久しぶり』

「あ、Aさん。お久しぶりです」


赤葦を体育館の隅に連れていく。


『あのさ、木兎のスパイク見たいんだけど……』

「あぁ。いいですよ。ちょっと待ってて下さい」


赤葦が木兎の所に行って、木兎を引っ張ってきた。


『木兎、スパイク打って』

「りょーかい！！」


赤葦がボールを持ち、上に投げる。
その瞬間、木兎が跳んでボールを打った。


「どーだ！？」

『ん〜木兎跳ぶの早すぎ』


私がそう言うと、木兎は「そーか！！」と言って、赤葦を見た。

赤葦は頷いて、もう一回上に投げる。
木兎はさっきよりも遅めに跳んだ。



バッコォォン！！



「ヘイヘイヘーイ！！気持ちいいぜ！」


さっきより桁違いの勢いがついたボールがコートのど真ん中に落ちた。


『木兎、今のよかった』



私がそう言うと、木兎は嬉しそうに笑った。



『赤葦はもうちょっとボール高く上げても大丈夫だよ』

「はい」


赤葦と木兎がボールを片付けている時、クロと研磨がきた。


「あれ以上強くしてどうすんだよ」


『怖いの？心配しなくても明日見てあげるって』


「A……。今日一緒に寝よ」



……ん？研磨今変な事言ったよね？
いきなりどうした。


「研磨！！お前何言ってんだよ！？」


クロの大声で全員がこっちを向いた。


「だって、Aはマネージャーじゃないから一人部屋って言ってたから……。昔から怖いの嫌いだったじゃん」
『研磨ありがとう。一緒に寝よう』


一人部屋とかムリムリ(´・ω・`)←

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