56話 ページ8
時間はあっという間に過ぎた。
先生に相談した日から2日目。
文化祭まであと3日。
今日の4時間目に…奏君に伝える。
き、緊張してきたぁ。
なにを言おうか、なんて言おうか、なんて考えていたら、いつの間にか3時間の授業を終えていた。
やばい、1〜3時間目の話、全然聞いてなかったや。
まあなんとかなるか。
次は4時間目。実感がわかない。だから私は、
主「次は4時間目、化学だ。」
と、ボソッと呟いた。
すると、大量の紙を抱えた先生が教室に入ってきた。
先「おーい!みんなぁー!聞いてくれ!ほら!着席ー!」
クラスのみんなは驚きつつ、席に座っていく。
先生どうかしたのかな?
先「次は俺の授業だろ?だからさ、ちょっとお願いがあるんだけど、文化祭のしおりの綴じ込み、誰か手伝ってくれね?ってかやってくれね?いないなら指名しちゃうけど。」
教室内がざわつく。
「私、やろうかな?」「うわめんどくさ」
「授業サボれんのかな?」「やる?」
「どうする?」「うーん」
様々な声が聞こえてくるが、誰も手をあげようとしない。
先「あーいないね?なら指名させてもらうぜ?えーっとそうだな、そう、奏だな!wあとは…1時間ぐらいサボっても平気な…日向!手伝ってくれるよな?な?」
なるほど、これで奏君と2人にしてくれるのか!
私と奏君を指名するって決まってんのに、誰にしようか迷う先生の演技がすごくて、わかんなかったや。
ありがたい。
奏「はい、わかりました。」
主「はっ、はい!」
奏「俺ら授業はいいんですか?」
先「あぁ、お前ら2人はここで綴じ込みをやってくれ。授業はいつも通り化学室でやるから。なんかあったら化学室まで来てな!じゃあ、よろしくぅ! さぁみんな、化学室に移動しなさーい!」
クラスのみんなが移動していく。
最後に先生が キラッ☆ という効果音にピッタリなウインクをして教室を出て行った。
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花音(プロフ) - 莉亜さん» 本当ですか!?ありがとうございます!嬉しいです(^^)頑張りますね! (2014年9月1日 1時) (レス) id: 7c33ec7f1a (このIDを非表示/違反報告)
莉亜 - 毎回楽しみにしてマスッ(・▽・)! (2014年8月31日 21時) (レス) id: ca275b5078 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - まあやさん» はいっ\(^o^)/ (2014年8月31日 1時) (レス) id: 7c33ec7f1a (このIDを非表示/違反報告)
まあや(プロフ) - がんばっちゃってくださいねっ! (2014年8月30日 4時) (レス) id: 9bf4e59544 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - まあやさん» コメありがとうございます!!頑張ります、頑張っちゃいます! (2014年8月25日 1時) (レス) id: 7c33ec7f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花音 | 作成日時:2014年7月30日 17時