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アメジスト 6 ページ10

校門から本校舎へまっすぐ伸びる校内ストリートを、マタロウ、ジンペイ、A、コマは並んで歩いていた。左右に建つたくさんの施設を見渡し、マタロウが驚きの声をあげた。

マ「ひろっ‼これ全部、学校の施設なの?」
「ここは、日本でも最大級のマンモス校で、レストラン、コンビニ、書店やファストフード店など、街としての機能を持った学園シティなんだよ」
コ「更に、生徒によって『小社会』を作るコンセプトで、学園ポリスもいれば、学園マフィアもいる。政府と言える『生徒会』もあります!」

マフィアまでいると聞いて驚いているマタロウの横で、ジンペイがAに尋ねる。

ジ「そんなことして、なんになんの?」
「社会の仕組みを体験しておくことで、大人社会に出ても勝ち残れると考えているみたい」
ジ「ふぅ〜ん」

すると、背後からブロロロロ〜ッと言う爆音とともに、女の子の悲鳴が聞こえてきた。

?「うぁあああ!」

1人の女子生徒が、ゴツいブーツから煙を吐きながら、Aたちの間をビューンッと高速で過ぎ去っていく。

マ「うあっ!」

Aたちは、勢いでクルクルと回転し、そのまま転んでしまった。

?「あっ」

女子生徒は、ブーツから空気を逆噴射させて急ブレーキをかけると、Aたちを振り返った。
目が合った瞬間、マタロウは息を止めそうになった。

青いボブヘアに、透き通った氷みたいなエメラルドグリーンの瞳がとても可愛い。その子はガシャガシャとブーツを鳴らしながら、Aたちの方にやってくると、起き上がった4人に声をかけた。

?「わ、ごめんなさい。ちょっとこの子の調子が不安定で・・・・・・この暴れ馬さん♡うふっ」

コマが尋ねる。

コ「あなたは?」
?「姫川フブキです」

フブキはいわゆる理系女子(リケジョ)で、メカや発明が大好きだ。今履いているブーツも、自分で作ったものだ。

フ「最近では兵器開発にハマってます♡」

そう話すフブキにマタロウはすっかり見とれている。

マ(フブキさん・・・可愛い。でもでも!Aさんの方がもっと可愛いし・・・あーーー!選べない!)

そんなことを考えている間にフブキはすぐにジェットブーツをふかして、行ってしまった。

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設定タグ:妖怪学園Y , 寺刃ジンペイ , 劇場版   
作品ジャンル:アニメ
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水無月梅雨 - ありがとうございます!これからも頑張ります! (2020年6月21日 14時) (レス) id: 8fbbe760ff (このIDを非表示/違反報告)
さやクマ(プロフ) - 設定サイコーです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年6月21日 13時) (レス) id: ae4e9d51ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月梅雨 | 作成日時:2020年6月21日 10時

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