アメジスト 19 ページ23
コ「『YSP』ってそういう意味だったんですね・・・・・・」
ジ「案外フツーだな・・・・・・」
「いやいや、普通じゃないから」
話を聞いても平然としているジンペイに、マタロウが小声で「フツーじゃないから！」と突っ込む。それをAが代弁した。
えんら先生は、窓の方にツカツカと歩いて行くと、大きなYの交渉が輝く校舎中央の塔を見上げて言った。
え「あなた達がこの学校に来た理由。それは『学園最大の一大事』を救うためよ」
「学園最大の一大事⁉」
コ「なんですか、それはっ⁉」
ジンペイもコマも思わず身を乗り出す。Aは目を見開いて驚いている。
え「その前に、あなた達にはテストを受けてもらいます」
先生はそう言って、細長い箱を出してきた。フタを開けると、中には白いベルトに大きな黒い文字盤がついた時計のようなものが入っていた。ジンペイは、そのカッコ良さに目を奪われた。
ジ「・・・・・・これは？」
え「YSP能力を引き出す画期的なガジェット『YSPウォッチ』よ！」
ジンペイは、早速腕に巻いてみた。
ジ「へぇー！イイ感じ‼」
コ「だね」
コマも同じものを腕につける。
「あの・・・・・・」
今まで黙っていたAが言う。
「私のだけなんか、ちょっと違うんですけど・・・」
他のとはなんら変わりはないように見えるが、黒い文字盤の近くに何かが入るくぼみがあった。
ジ「ホントだ！」
コ「何でしょう？」
え「それはのちに分かるわ」
えんら先生はそう言うと、使い方を説明し始めた。
え「YSPウォッチは、『Yメダル』を入れることによって様々な力を発揮するの。その化け猫2匹にウォッチを近づけてみて」
バ「バケ？」
セ「ん？」
いきなり自分のことが話題になって、2匹はキョトンとなっている。ジンペイとAは言われた通りにYSPウォッチを近づけてみた。すると、YSPウォッチか反応し、光を放った。そして、ブオオオン！と言う凄まじい音とともに、バケーラとセキエイの形が崩れ、エネルギーとなってジンペイ、Aのウォッチに吸い込まれて行く。
シュルルルルーッ スポンッ！
ウォッチは、バケーラとセキエイのエネルギーを全て吸い込んでしまったようだ。ジンペイとAが文字盤をトントンと指でつついてみると、そこからまばゆい光が！
ジ「うわーっ‼」
「‼‼」
同時にジャラジャラと、丸いメダルが5枚出現し、2人の手の中に収まった。
ーーーーーーーーーー
文字数・・・・・・
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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西 - この方角に福があるはずです
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ラッキーY学園
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水無月梅雨 - ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年6月21日 14時) (
レス) id: 8fbbe760ff (このIDを非表示/違反報告)
さやクマ(プロフ) - 設定サイコーです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: ae4e9d51ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月梅雨 | 作成日時：2020年6月21日 10時
