アメジスト 16 ページ20
ジンペイがバケーラの攻撃から身をかわして着地すると、コマが肩車される様にストンとジンペイの上に乗る。
3人は胸の前でパンッと両手を合わせた。その瞬間、3人のオーラがブワッと燃える様に大きくなり、ジンペイとAの足が光ったと思うと、三人はロケットの様に真上に上がった。そして、空中からバケーラとセキエイを見下ろし、気合をためる。妖気がどんどんジンペイの右手に集まっていき、Aの左手にも妖力が集まって、膨張して赤い光を放った。
3人『妖拳赤げんこつ‼』
3人の真下にいる、バケーラとセキエイの頭めがけてビューンと突っ込んで行く。
ジ「成〜敗〜っ‼!」
ジンペイは、真っ赤な拳をバケーラにAはセキエイの脳天に命中させた。
ズコーンッ‼
バ「いでぇえええ〜〜〜〜〜！」
セ「フミャッ‼」
2匹は、3人をなんとか弾き返すと、大声で泣き叫んだ。ジタバタ暴れているうちに、運悪く足を滑らせてドスーンと背中から地面に転がってしまう。目を回した2匹から空気が抜けるようにエネルギーが抜けて行く。2匹はあっという間に元どおりになった。
マ「やった・・・・・・」
目の前で起きたことに、マタロウは唖然としながらも喜んだ。
一方、A達の闘いぶりを見届けたえんら先生は、その美しい口元に小さな笑みを浮かべた。
え「ふふふ・・・第一関門突破・・・・・・」
そう呟くと、バックからファーのキーホルダーを外し、路地裏のゴミ箱に捨てた。どうやら、わざとバケーラに自分を襲わせようと仕組んだようだ。
バケーラとセキエイが、顔をさすりながらようやく起き上がってきた。
バ「ぐぬぅ・・・・・・」
セ「(￣ε￣〃)ｂ」
マタロウはビビって後ずさりしつつ、バケーラとセキエイに話しかける。
マ「お、お、お、お前達！なんでボクにつきまとった？」
バ「それは・・・お前に・・・・・・」
バケーラが何か言おうとした時、ジンペイが割って入ってきた。
ジ「ところで〜〜〜〜」
バケーラとマタロウは、同時にジンペイの方を見る。
ジ「・・・・・・色・・・なんだが・・・・・・」
バ「・・・・・・？」
ジンペイの言っている意味がわからず、バケーラは首をかしげる。
ジ「だから先生のパンツの色は何色だったんだ–––––––––っ？」
マ「そこーっ⁉」
「はぁ(呆れ」
ジンペイの変わりぶりに呆れるマタロウとAであった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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水無月梅雨 - ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2020年6月21日 14時) (
レス) id: 8fbbe760ff (このIDを非表示/違反報告)
さやクマ(プロフ) - 設定サイコーです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: ae4e9d51ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月梅雨 | 作成日時：2020年6月21日 10時
