時給いくらで買えますか？【禪院甚爾】

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Aside







A ｢予約して頂いた時間はまだありますが、料金は結構ですので失礼させていただきます｣






こういう人とあまり長く関わりたくない



そう思い席を立とうとしたのだが、







｢関係大アリよ！人の男取っておいて酷い態度ね！！｣







大声を出す女性



周りの視線が一気に集まってしまう




他の客の迷惑になるのは良くないので興奮した女性をなだめようとするも、







A ｢そもそも私と甚爾さんはそういう関係では無いので、｣






「そういう関係じゃないならどういう関係なのよ！！」







どういう関係って、、






A 「いや、だから、、そんな事あなたに関係ないじゃないですか、」






徐々に苛立ってくる気持ちをなんとか抑えながらそう言っても






「一体いくらあの人につぎ込んだと思っているのよ！！」






そんな事知るわけない、






「本気だったのよ！！私は！！」





ぐだぐだとうるさいこのおばさん


いい加減面倒くさいな





「それなのにっ！！あなたが邪魔をするから！！」





A 「私のせいみたいな言い方しないでもらえます？」





「まぁ、挙句の果てに開き直るの！？」





A 「開き直るも何も事実で、、





「違う！！あなたが私の甚爾さんをたぶらかして横取りしたのよ！！！魅力の欠片もないあなたなんて！！すぐに甚爾に捨てられて地獄を見ればいいんだわ！」






勝手な決めつけをするわ、大声をだすわ、私の話を遮るやら



もう我慢ならない





A 「いい加減にしてくださいよ、あなたは甚爾さんに捨てられたんです！！いいですか！？もう一度言います！あなたは！甚爾さんに！捨てられた！！それだけなんですよ！！」





テーブルに手を付き身を乗り出してそう言ってしまった、


それも今年一番大きな声を出して





唖然とするおばさんに静まり返った店内



完全にやってしまった、、






A 「あの、すいまｓ








「そんな事わかってるわよおおおお！！！」







わんわん泣き始めたおばさん





まじで、何がどうしてそうなるんだ、



この人やばいでしょ



どうしたらいいんだ





A 「こんなところで泣かないでくださいよ、何歳なんですか子供じゃないんだし、」





「まだ３２よぉおお」





うっわ、私と干支が一周も違う、




泣き続けるおばさんに呆れるしかない




　「ごめんなさい、、わたし、わたし、」

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