時給いくらで買えますか？【禪院甚爾】

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甚爾side








夜迎えに来ればあとはどこで何してようとどうだっていい




そう言ってたはずなのに







A ｢ささみの和え物は私の好物だったんですけど｣






甚爾 ｢へー｣






この女は文句が多い





飯は冷蔵庫にあるから食べたかったら食べろと言われ





てきとーに選んで食えばそれは自分の好物だと言ってくる





まぁ本気で怒って駄々をこねる女じゃない事が唯一の救いだな


















深夜1時を回った頃





女は決まって冷蔵庫の下段にびっしり並べられたエナジードリンクの缶から1本取り出し





ベッドの隣に置いてある机にドサッとカバンから荷物を出して椅子に座る





しばらくしたら缶を開ける音と紙の擦れる音が聞こえてくる





それから、






A ｢この授業の教授、ほんとにクソなんです｣







愚痴が聞こえてくる






A ｢レポートの提出期限勝手に短くして、必死こいて頑張る学生を見下してるんです｣






ベッドは使わないからそこで寝ろと言われ



ありがたく使ってる




今だって寝る体勢に入っているのに、






A ｢聞いてますか甚爾さん｣






こいつは謎の確認をしてくる







甚爾 ｢聞いてねーよ｣






てきとーに返せば






A ｢そうですか、で、その教授なんですけど、、






愚痴の続きを始める





別に黙っててもこいつは1人で喋り続ける






めんどくせぇうえに頭のおかしい奴だと思う






でも今までの女共のように色恋を求めてこないのは楽だった

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