時給いくらで買えますか？【禪院甚爾】

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Aside







つい最近、デカいヒモ男を雇いました







元々酷かったストーカーの被害がますます酷くなってる気がして




そういうバイトしてるからなと諦めていたのですが







ついこの前死にかけました






なのでいっその事ストーカー避けの用心棒を雇ってしまおうと思いまして







警察にいちいち頼るより楽だし、



なんかこの人強そうだし、






何となく助けてくれたヒモ男を雇いました










大学へ行ってバイトに行って最寄り駅に着いたら電話をします





20分ほど待っていればお迎えのヒモ男の到着です







A ｢遅いんですよ甚爾さん、夜ご飯無しにしますよ｣






甚爾 ｢いちいち文句付けんなよ｣







マイホームは最寄り駅から徒歩30分の築20年のアパート



トイレとお風呂が別々になっていて家賃がちょうどいい所を探したらそこしか無かったんです



軽い運動になるからいいかと思っていたのが大穴



この帰り道でストーカー被害に遭うのです


家を知られるのは嫌なので毎日毎日1時間ほど歩いてストーカーを撒く日々でしたが





ヒモ男が居ればその心配はありません







A ｢歩くの早いです、歩幅合わせてください｣






甚爾 ｢ﾁｯ、｣







私が文句を言うと舌打ちが返ってくる


帰り道に交わす会話はだいたいこんな感じです










家に帰っても同じ感じで






A ｢お昼何食べたんですか｣






冷蔵庫の中身を確認しながらそう聞くと






甚爾 ｢知らね、その辺のやつ食った｣






ボケーっとテレビを見ているヒモ男が答えます






A ｢ささみの和え物は私の好物だったんですけど｣






甚爾 ｢へー｣









ヒモ男との生活はこんなもんです

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