時給いくらで買えますか？【禪院甚爾】

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A ｢名前を伺っても？｣






甚爾 ｢禪院甚爾｣






A ｢じゃあ禪院さん｣







甚爾 ｢苗字で呼ぶな｣







A ｢甚爾さん、改めておさらいです、家とご飯とお金を提供するので私のストーカー避けの用心棒になってください｣







甚爾 ｢、、、｣








禪院甚爾がなぜこんな事になったのか、



少し時は巻戻ります














ホテル街にて




次の居候先にうってつけの女を探していた禪院甚爾







｢も、もういっその事一緒になっちゃおっ、、ねっAちゃん、、一緒にさァっ！！｣





裏の方で女に向かって刃物を降ろそうとしている男が目に入りました





そこそこの見た目でちょうど良さそうな女



そう考えて刃物をもった男を殴りました



簡潔に言うとちょうど良さそうな女を助けたのです



助けた礼に居候させろと言うつもりだったのですが、









A ｢時給いくらで買えますか？｣







甚爾 ｢、、、あ？｣







先に口を開いたのは女の方でした







時給、いくら、買う、




何言ってんだこいつと口から出そうになった禪院甚爾







A ｢あなたを用心棒として雇いたいです、時給いくらならいいですか？｣






さらにそう言った女






甚爾 ｢、、他当たれ｣







瞬時にヤバい奴認定をした禪院甚爾はその場を立ち去ろうとしました





が、






A ｢嫌です、あなたを雇いたいです｣






腕を掴んできた女






甚爾 ｢ﾁｯ、おい｣






盛大な舌打ちを噛ましますが、







A ｢まだ話終わってませんけど｣






全くブレない女






甚爾 ｢興味ねぇよ｣






そう言っても






A ｢ダメです、興味持ってください、お金払うんで｣






なかなかに強引な女さん




とてつもなく真剣な顔をしているので禪院甚爾は少し考えました






甚爾 ｢、、金以外ねぇのかよ｣







そう聞くと






A ｢体ってことですか、？それでいいならいいですけど、｣






甚爾 ｢ちげぇーよ｣






何となくソッチ系の仕事をしてる奴だと察した禪院甚爾





そういう女は決まってそこそこ良いとこに住んで、金払いも良い、、、ヒモになるにはうってつけ





まァいいかと思いこう言いました






甚爾 ｢、、、家、飯、金この条件なら雇われてやる｣






これが禪院甚爾の人生最大のミス

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