それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】 (ページ42)

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家入side

実はオマエらどっちかのことを愛してる

なんてことは天地がひっくりかえっても無いけどさ

五条もしくは夏油とAがそういう関係になるのは辞めて欲しい、

私は任務に行く事なんてほとんど無い

いつも高専に残って3人が帰ってくるのを待つ

そんなんでも孤独を感じなかった

たまに怪我して帰ってきたら治してやって、自分のために買ってきてくれたお土産を受け取って

4人でバカみたいに遊んでさ

私は4人(それ)が好きなんだ

それなのに、

2.3ヶ月程前の星漿体護衛の任務

あれ以来、変わっていった

これまで1番忙しいのは私だったのに、

今では五条やAがほぼ毎日任務に駆り出されている

もちろん夏油の任務数も増えたから、私は1人だ

これだけならまだ耐えれた

覚醒した五条は等級が特級になり、反転術式も使えるようになった

元々特級だったAも何か変わったし、あの子も自分で治せる

最近になって特級への進級が噂されてる夏油だって、きっと2人みたいに自分の事は自分でどうにかできるようになる

強くなるのは良いことだ

だけど、3人にとって自分が不必要になっていく気がして

このままいけばきっと全員バラバラになっていく気がして

1人、置いていかれた気がして嫌だった

夏油とAが行ってしまって静かな空気が流れる中

灰原が口を開いた

灰原｢、、五条さんっていつかAさんとあれなんですよね、夫婦になる、みたいな？｣

なんで、今その話題を出しちゃうのかな、

五条｢そうだけど、？｣

聞いてなさそうな振りをしながら聞き耳を立てた

七海も同じ感じだな

灰原｢じゃあやっぱりAさんの事好きだったりするんでしょうか？｣

ハハッ、めっちゃストレートじゃん

五条｢は？｣

そう聞かれた五条はすぐに否定をせず

空いている左手で地面を弄り出した