それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】

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Aside







それから各自好きな物を買って、




お腹を満たしながら花火を見るのに最適な場所へ移動中







私が買ったのはかき氷だ





氷とシロップだけのシンプルなもの








五条 ｢なんか青くね？｣






悟が私のかき氷を指さしてそう言う






A ｢ブルーハワイって言う青いシロップなんだよ｣






五条 ｢へぇー｣







珍しそうな視線を向けながらりんご飴をかじる悟







灰原 ｢青い食べ物って珍しいですね！｣






ホイップが溢れそうなクレープを握りながらそう言う灰原



好きな抹茶味が無かったので、物珍しさにブルーハワイにしたのだ






五条 ｢どんな味すんの？｣






そう聞かれ、1口、2口と食べてみる




しかし、、








A ｢んー、、、なんか、甘い｣






味が無い、というかただ甘いだけ、






灰原 ｢そもそもブルーハワイって何なんですかね｣






五条 ｢ハワイって付くぐらいだから海に関連してんのか？｣





A ｢じゃあ海の味ってこと？でも海ってしょっぱいよ？｣






うーん、と3人で考えていると



後ろから、






七海 ｢かき氷のシロップは風味が違うだけで全部同じ味ですよ｣






なんとも衝撃な一言






五条 ｢七海ぃ、嘘は良くねぇよ｣






A ｢さすがにそんな嘘には騙されないよ、｣







七海 ｢嘘ではありませんよ｣







全部同じ味なんて、有り得ないでしょと笑っていたのだが







夏油 ｢七海の言ってることは本当だよ｣







五条 ｢え｣


A ｢え｣






夏油 ｢色や匂いをつけてそれっぽくしてるけど味は全部同じ砂糖の味さ、確かブルーハワイはサイダーとかラムネの風味だったかな｣






そう言う傑は嘘を付いてる様子では無くて、



別にさっきの七海も嘘ついてる感は無かったんだけど






A ｢でも、去年海の家で食べたのはちゃんと抹茶の味したよ？｣






砂糖の味では無かったはずだと思い出す






家入 ｢あー、あれはちゃんとしたやつだったからね、屋台のとは全然違うよ｣






焼き鳥片手にそう言う硝子






A ｢あー、そういう事｣





五条 ｢今までいちご味とか言って騒いでたのが馬鹿みてぇ｣












衝撃的な事実だったけど、




まぁ美味しいからいっか

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