それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】

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夏油side






バタッ






扉を開けると







中に充満していた呪力が溢れてきた






黒く淀んだ空間、




これは、領域か、？



なぜこんな所に







このとてつもない呪力の正体を探したその時







目が合ってしまった














彼女は大きく目を見開いて





まるで見られてはいけないところを見られた、というような素振りをして




1歩後ずさった






その一瞬でそれまであった黒い空気が全て彼女の元に戻って行く








ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ






その出来事さえ理解できないのに、



もっと理解ができないものが聞こえて来る






ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ










信者達が拍手を向ける先は、












五条 ｢遅かったな傑、いやAが早すぎただけか、都内にいくつ盤星教の施設があるって話だもんな｣







夏油 「、、、悟、、、だよな？」






何かを抱えているのは悟、






何があった、






目の前にいるのは悟のはずなのに、



誰だか分からなかった







五条 ｢硝子には会えたんだな｣






夏油 ｢あぁ治してもらった私は問題ない、、いや私に問題が無くても仕方ないな｣






状況の理解が追いつかない






五条 ｢俺がしくったオマエらは悪くない｣






ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ




頭が、おかしくなりそうな空間だ、










ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ







2人に一体何があった、








無表情で話しかけてくる悟に対してAは俯いている







夏油 ｢、、、戻ろう｣








この気色の悪い空間から出た方が、2人のためにも、




私のためにもいいような気がした






五条 ｢傑、コイツら殺すか？今の俺なら多分何も感じない｣






夏油 ｢いい、意味が無い｣






動揺しながらも言葉を繋いだ






夏油 ｢見た所ここには一般教徒しかいない呪術界を知る主犯の人間はもう逃げた後だろう｣






ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ







夏油 「懸賞金と違ってもうこの状況は言い逃れできない、元々問題のあった団体だ、じき解体される｣







だから早く帰ろう、

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