それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】

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Aside







A 「んん、、」






体の痛みも息苦しさも無くなって



目が覚める







A 「獏、、」






仰向けになっている私を見下ろす獏






言わずもがな彼の生得領域の中だ








『はぁぁぁぁ、、』






目覚めた私を見て長いため息を吐いた






少し機嫌が悪いようだ







『お前何回死にかけたら気が済むんや』








A 「ごめん、」







『まァ今回のでさすがに気づいた(・・・・)やろうからええけど、』







気づく、？








『ここまで時間かかるとか思わへんかったわ』







A 「まって、何の話、？」






『はァ？嘘やろまだわからんの』







そんな顔をされてもわからないものはわからない








『俺が教えた所でお前が自分で気づかな意味ないからなぁ』







A 「何にもわからないんだけど、」








『ｹｯ、仕方ない奴やなヒントだけ教えたるわ』







そう言いながら獏は背を向けて離れていく






『お前はもっと自分の力について考えろ、後俺の使い方(・・・・・)も』







A 「え？、、どういうこと、？」







『教えるのはここまでや、弱いクソのまんまか上手く使って強くなるかは、お前次第や』







徐々に意識が引っ張られる





生得領域から追い出されているんだ







A 「まって！！なんの事言ってるの！！」



















A 「待って！！！」






ガバッと上半身を起こしたかと思えば目の前の光景は少し前のもの






現実世界に戻ってる、







家入 「A、？」







真横で尻もちを着いているのは硝子だ





急に起き上がって驚かせたみたいだ







家入 「え、、大丈夫？」






A 「大丈夫、他の人は？」







家入 「、、夏油は治療済そのうち目覚めるよ、昇降機の前に倒れていた女性はもう、」







悔しそうに硝子は俯いた





傑が無事なのは嬉しいけど、



黒井さん、、







A 「残りの2人は、？」






理子と悟はどうなったのか聞いたのだが






家入 「知らないけど、、？」





A 「え、」






理子は薨星宮の入口付近に倒れていたはず



ここまで来てる硝子が気づかないわけが無い





あいつに遺体を持っていかれたのか、






じゃあ悟は、？

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