97 ページ3
Aside
でも、唯一の救いはこいつがお喋りな事だ
喋ってる間に何か策を考えないと、
A 「表にいた2人はどうしたの」
「あぁ、あの2人ね、最初から姿を消していたから気づいてないわよ」
なるほどね、
悟も傑も女湯の方をガン見する訳にもいかないし、姿も消されて見逃してしまったんだろう
「でもびっくりねぇ」
A 「何が」
「
子供が子供を守る、
人手不足のこの業界が生み出した事態だ
変には思うけど、気にしてられない
A 「強けりゃいいでしょ子供でも、」
「んふふ、確かにそうね、、、でも、
背中にひんやりした感覚が走ったかと思えば、
すぐに熱が走る
A 「っ、!!」
「貴女はここで私が殺してあげる」
さっきからずっと絶妙な力加減しやがって、
地味に痛いのよ
「あははは、いいわねその顔」
痛みを我慢する私を見て高らかに笑う
どうする、
百々愛は脱衣所に置きっぱ、術式発動には3秒触れないといけない、
相手の位置は把握出来ない、
攻撃に反応できても、それより速い反応速度で気配を消す
逃げる、なんて選択肢は毛頭ない
でもどうすれば、
「そろそろ仕上げに入りましょうかねぇ」
一つだけ
一つだけあるじゃない、
この場を切り抜ける手段が
これなら私の反応速度をもっと速くできる
あいつもああ言ってる事だし、次の一手で仕留めに来る
チャンスは1回だ
やるしかない、
姿勢を低くして、両足をしっかり床につける
「何?その構えそんなの後ろから1突きで死んじゃうわよ?」
A 「馬鹿にする暇あるならさっさと来なよ」
「まだ強気なのねぇ、言っとくけど私、速いのよ?」
そんなの言われなくてもわかってるよ
433人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃりー(プロフ) - 若葉さん» 日課にまでして頂けるなんて、!!嬉しい限りです😭😭 (10月4日 21時) (レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 続編も楽しみです!更新される度にすごく嬉しくて毎朝電車で読むのが日課です✨1日頑張るパワーになってます!青春×切なさ最強すぎます(;_;) (10月2日 23時) (レス) @page50 id: 07621e18e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - きゃりーさん» 本当です! (8月31日 16時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - ゆかりさん» 頑張れ五条!!って感じですねぇ (8月31日 13時) (レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 寧ろ悟に押し倒して欲しいくらい (8月30日 16時) (レス) @page34 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きゃりー | 作成日時:2023年8月16日 12時