それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】 (ページ16)

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Aside

それは“夢”の終わりを告げる銃声だった

夏油「理子ちゃん？、」

あまりに一瞬の出来事

私たちに引導を渡した弾丸は理子の頭を貫通した

着弾の衝撃で倒れた体

地面に広がっていく血液

開いたままの瞳孔

状況を理解して上手く声が出せなくなった

「ハイお疲れ、解散解散」

左手の方からやってきたのはさっきの男

右手に持っているのは一丁の銃

嘘だ、

嘘だ嘘だ、

嘘だ

徐々に息が荒くなる

夏油「なんでオマエがここにいる」

「なんでって、、、あぁそういう意味ね、」

ニヤニヤと笑うコイツを見て察した

コイツを、

「五条悟は俺が殺した」

殺さなきゃ

夏油「そうか」

傑の呪霊が後ろから現れる

私だって同じだ

百々愛に入りきらなくなった呪力が辺りを満たしていく

A 「死ね」

夏油「死ね」

「薨星宮と忌庫は隠す結界、入口に見張りは置けない、扉の位置さえわかっちまえばあとはザル、この時期から術師は忙しくなるし今高専には蝿頭が溢れている、外はてんやわんやさ」

殺気立つ私達を他所に男は説明を始めた

「呪力のない俺は透明人間みたいなもんだ、でも一つ問題があってな俺が呪具を持つと呪具の呪力で透明人間じゃなくなっちまう」

話を聞く義理は無いと、虹龍が突っ込んでいくが

スッと避けられ、返されたのは銃弾３発

「焦んなよ」

傑の呪霊がそれを受け止た

まるで何事もなかったかのような冷静さ

何なんだコイツ、

さっき呪力がないって言ったか、？

何者なんだ、