それでも空は 3 【夏油傑】【五条悟】

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Aside







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五条 「星漿体のガキが同化を拒んだ時ぃ！？」





右手で小銭を弄りながらそう言う悟





A 「ほら、途中で家に帰りたいとか言い出しちゃったときとかさ」





悟は少しだけ考えて言った





五条 「そん時は同化はなし！！」





夏油 「いいのかい？」





クックと喉を鳴らして笑う傑






夏油 「天元様と戦うことになるかもしれないよ？」







五条 「ビビってんの？」






まさか、と言うように傑は笑う






2人の間で晴れない顔をしていると、






A 「ちょっと、！！」






頭の上をバシバシと叩かれた



かと思えばガシガシと、本人は撫でてるつもりなのだろうか






五条 「何本気でビビった顔してんだよ」






A 「ビビってないよ、ちょっと心配なだけで、」






五条 「それをビビってるって言ってんだよ」






再びバシバシ叩く悟






五条 「大丈夫、なんとなるって」






悪戯っぽい顔で言った






、、











A 「わかったから叩くのやめて」





ムッとしながらそう言うと





夏油 「頭を叩くと神経細胞が死ぬらしいからね、Aがもっと頭悪くなるからやめた方がいいよ悟」





横野次を入れてきた傑





A 「もっと(・・・)ってどういうことよ、今も私が馬鹿みたいに言わないで」





言い返しても、ごめんごめん、ちょっとしたミスだよと反省の色はまるで無し



その変な前髪引っこ抜いてやろうか、なんて考えていると






五条 「ちょっとぐらい馬鹿な方がいいだろ？」





こちらも全く反省せず人の頭を叩いてくる





でもまぁ、、


少しだけ馬鹿になるのもいいかも、







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理子の待つビルへ向かう途中の会話だ





呪師である私は非術師を守らなければならない



大袈裟に言うと一般社会を守る必要があるのだ






天元様が同化に失敗すれば一般社会に影響が出る


術師としてそんな事態を引き起こすのはダメだ






しかし同様に、






理子も私たち術師が守らなければならない非術師の1人








一般社会と理子を天秤にかけた時


どちらを優先すべき(・・・)か、は圧倒的な差で分かる





それでも私が優先したい(・・・)のは理子だった

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