105 ページ11
Aside
A 「悟!!」
前かがみになる悟、
傑が慌てて近づくが
五条 「問題ない」
こちらに手のひらを向けそれを制した
五条 「術式は間に合わなかったけど内臓は避けたしそのあと呪力で強化して刃をどこにもひかせなかった、ニットのセーターに安全ピン通したみたいなもんだよ、マジで問題ない」
顔色ひとつ変えずにそう言って立ち上がる悟
少し戸惑っている私と傑に悟はそのまま言葉を続ける
五条 「天内優先アイツの相手は俺がする、傑達は先に天元様の所へ行ってくれ」
っ、そうだ
まずは理子だ
この様子なら悟はきっと大丈夫だ
A 「行こう!傑」
さっき襲撃者を飲み込んだ呪霊の腹が奇妙に動いている
急いだ方がいい
まだ迷っている傑に声をかけた
夏油 「っ、ああ、油断するなよ」
その言葉を残して私達4人は天元様の元へ走り出した
大丈夫、
大丈夫だ
アイツが何者か知らないしどれだけ強いのかもわからないけど
心配いらない
悟は強い
きっとすぐに倒してこっちに来るはず
そんな事を考えながら
高専内の1000を越える寺社仏閣
そのほとんどがハリボテで
たった一つの扉だけが薨星宮へ続く道
配置は毎日変わり、その日にどの扉が入口となるかは天元様しか知らない
普段なら見つけることは難しい扉も星漿体である理子のおかげで簡単に見つけることが出来た
決して残穢を残さないように
理子を招き入れるように開いた扉に足を踏み入れた
少し進んだ所にある地下へ繋がる昇降機
4人で入るには少し狭かったが、何も言わずに乗り込んだ
ガタンガタン、と音を出しながら下へ下へと降りていく
誰も言葉を発しない空間で
全員、曇った表情だった
433人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃりー(プロフ) - 若葉さん» 日課にまでして頂けるなんて、!!嬉しい限りです😭😭 (10月4日 21時) (レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 続編も楽しみです!更新される度にすごく嬉しくて毎朝電車で読むのが日課です✨1日頑張るパワーになってます!青春×切なさ最強すぎます(;_;) (10月2日 23時) (レス) @page50 id: 07621e18e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - きゃりーさん» 本当です! (8月31日 16時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - ゆかりさん» 頑張れ五条!!って感じですねぇ (8月31日 13時) (レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 寧ろ悟に押し倒して欲しいくらい (8月30日 16時) (レス) @page34 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きゃりー | 作成日時:2023年8月16日 12時