それでも空は 2 【五条悟】【夏油傑】 (ページ43)

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Aside

懸賞金ねぇ、

少し考えながら電話をかける

A 「もしもし傑？」

夏油『Aか、どうかしたのかい？』

A 「少女の首に3000万の懸賞金がついてる、明後日の午前11時までの期限付きで」

夏油『何、？』

さっき片づけた奴の口を割らせた結果、

呪詛師御用達の闇サイトで情報が回っているらしい

A 「聞いただけだから嘘かもしれないけど、

夏油『いや、おそらく事実だ、こちらの呪詛師も同じようなことを言っていたよ』

それなら信憑性が増すね

夏油『今どこにいる？』

A 「紙袋被った変な奴追いかけて学校出たとこ」

夏油『そうか、、悟もすでにここを出たはずだ、落ち着いたら悟の方へ向かってくれ、私たちも後から行く』

A 「わかった」

パシッと携帯を閉じ、ポケットに入れる

闇サイトに情報を出したのは盤星教と考えるのが妥当だね

賞金につられた呪詛師が次々現れるだろう

期限付きだしみんな慌てて向かって来てそう、

その期限というのが、明後日の午後11時

なんでこんなに中途半端なんだろ、

少女と天元様の同化は明後日の日没後のはず、

盤星教にもその情報は漏れているはずなのに

賞金の期限を日没後までの設定にした方が殺せる確率は上がると思うんだけど、、

A 「ってあれ、どこ行った？」

考えごとに集中しすぎて追っていた奴を見失ってしまった

ミスった

ちゃんと見てたはずなんだけどなぁ、

表の通りは一般人が多いな

裏から探すか

そう思い路地裏に入っていった