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Aside





悟 「はぁ!?さっさと高専戻った方が安全でしょ!!」





携帯片手に怒鳴る声が聞こえる





at 廉直女学院 中東部



少女の通っている学校だ


どうしても行くというので仕方なくついてきたが、付き纏われるのは嫌らしく


私達とは一旦別れ、傑の呪霊に見張りを任せている



この間に悟は先生に電話している




電話が終わるのを待ちながら、





A 「傑ー」




夏油 「ん?」




ちょっと気になったことを聞いてみる




A 「これ何?」




これ、と言って指をさした先には大きなため池のようなもの


汚い色の水と落ち葉が浮いている


きっちりした長方形だし、ちらほら線も見えるので明らかに人工物だが


何かは知らない




夏油 「ああこれね、プールって言うんだよ」





A 「プール?」





夏油 「中学校とか小学校にもあってね、ここで泳ぎ方を教わるんだよ」





傑が海で泳げたのもそれで教わったからか





夏油 「今は時期外れで水は汚いけどね」




A 「ふーん、高専にはないの?」




私いっぱい泳ぐのに、と加えて言う





夏油 「高専では需要無いからね、設備維持にも結構お金かかるし」





A 「そっかぁ、ちょっと残念」





高専にあったら楽しかっただろうに


そんなことを考えていると、





五条 「チッ、ゆとり極まれりだな」





電話を終えた悟が戻ってきた


少女の要望には応えろとでも言われたんだろう



舌打ちをしながら傑の肩に腕をかける悟





夏油 「そういうな悟、ああは言っていたが同化後彼女は天元様として高専最下層で結界の基となる、友人、家族、大切な人達とはもう会えなくなるんだ、好きにさせよう、それが私たちの任務だ」





高専最下層の結界、、

同化してしまえば彼女は一人で500年間結界を張り続けなければならないのか、


酷だね


そりゃだれだって同情して彼女の好きにさせてあげたいだろう






黒井 「理子様にご家族はおりません、幼いころ事故で、、それ以来私がお世話して参りました、ですからご友人とは少しでも、、」




深々と頭を下げる黒井さん






それに対して






夏油 「それじゃあアナタが家族だ」






黒井 「、、、、はい!」






噛みしめるような返事が聞こえて少しだけ頬が緩んだ

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きゃりー(プロフ) - hinaさん» ちょっと可哀想ですよね笑 (8月17日 2時) (レス) @page50 id: 6e7a74487c (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 夢主さん金魚のフン・・・(笑) (8月16日 11時) (レス) @page49 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
きゃりー(プロフ) - hinaさん» ありがとうございます!! (8月8日 10時) (レス) id: 9485feed94 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 懐玉・玉折編の始まり方カッコイイ・・・! (8月7日 22時) (レス) @page32 id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゃりー | 作成日時:2023年7月25日 16時

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