それでも空は 2 【五条悟】【夏油傑】

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Aside





お、片手で持つと意外と重い


巻きつけられた布は呪力が込められてて、


中身は鉈かな？



斬ることより打撃を重視してるのかな


七海の術式からすればその方がいいか




そんなことを考えながらじっくり観察して返却した





A 「ありがとう、勉強になったよ」





七海 「勉強、ですか」





ちょっと不思議そうな顔をしながら七海は呪具を受け取った


ちょっとだけ説明してあげようか





A 「私の呪具はさどんな形にも変形できるの、刀はもちろん槍や斧に三節棍、湯呑みとか茶碗にもできるんだよ、まぁ殺傷能力の高い湯呑みで使いにくいけど、」






七海 「湯呑みにしたんですか、」






あーっと、その話はまた別の機会に、、






A 「で、どんな時にどんな形状の武器が有効なのか知っていたら便利だと思って」





七海 「それで、私の呪具から何か勉強になったんです？」





A 「それはもちろん！見た事のある武器の方が変形させやすいし、大きく動ける場面なら遠心力使って打撃を与えられる形状、参考になるよ」





七海 「そうですか」





A 「でもやっぱりあれだね、日本古来の武器より中国の武器の方が頑強だし威力も高いよね」





日本刀は使いやすくていいけど他のは全然


高専の武器庫を漁ったり、古典書読んで色々試してわかった事だ





A 「大陸から伝わってきたのは知ってるけど、日本って遅れてたんだなってそういう所で実感するよ」





日本以外の国の呪術事情は知らないけど、




なんか悲しくなるね、なんて言っていると、





七海 「貴女、意外と真面目なんですね」





驚いた、という含みを持って七海はそう言った





A 「それよく言われる」





意外と、って言うことはパッと見真面目には見えないってことだよね





七海 「知能、と言いますか、あの、、頭の良さと言いますか、、」





A 「IQ？」






七海 「それですIQです、複数でいる時と任務の時IQ低いですね」





悪気があるのかないのか、、


この場合無さそうなんだけど、





A 「辛辣過ぎない、？傷つくよ？」





七海 「すみません、個人で話す分には賢く見えるんですが、五条さん達といる時はとても頭が弱く見えるので」






A 「だから傷つくって！！」

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