それでも空は 2 【五条悟】【夏油傑】

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Aside






A 「もう無理、おなかいっぱい、、」






少し食べすぎた




屋台の食べ物をたんまり食べ、貰った景品を抱え


やっと1周したところだ



もう帰るのかと思いきや






夏油 「そろそろ花火の場所取りに行こうか」





そっか、花火もあるんだった

でも、






A 「場所取り？」





夏油 「見るならいい場所で見たいだろう？」





A 「なるほど」





30分後に始まる花火を特等席で見るため、場所を探すことになった













屋台のある通りから少し離れた所


大きな川があり河川敷が広がっている





家入 「この辺いいんじゃない？」





夏油 「そうだね」






私たち以外にも場所取りに来た人はいる


河川敷の方は人が多いので、まだ空いている土手に腰を下ろした

















数分後





家入 「トイレ行ってくる」





硝子がトイレに行きたいと言い出した






A 「ついて行こうか？」





トイレがあるのは屋台のある通りだ


1人で行くのは何かあると困るから、そう思ってついて行こうとしたのだが





五条 「俺が行く、もう1回りんご飴食べたいし」





悟が先に立った





五条 「お前ら何かいる？買ってくるけど」





座ったままの私たちにそう聞く





夏油 「特にないかな」





A 「私も特には、」






五条 「ふーん」





ちゃんと場所取っとけよと言って悟は硝子の後を追った






残された私と傑






A 「そんなにりんご飴食べたかったのかな、」






夏油 「さぁね、女子2人にするのは良くないと思ったんじゃないかな」






A 「なんで？」





夏油 「変な奴に声掛けられるかもしれないだろ、海に行ったときみたいに」





A 「あー、そういう事」





悟がああ言わなかったら私がついて行ったさ、と言う傑





硝子ならナンパ師を撃退できそうな気がするけど、






A 「悟ってそんな気遣いできるんだ、」





夏油 「私もちょっと驚いたよ」





悟が聞いたら怒りそうだけど意外だねと2人で笑ってしまった

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