それでも空は 2 【五条悟】【夏油傑】 (ページ21)

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Aside

その後も

家入「お、射的じゃんやろうよ」

射的と言う当てもの屋

おもちゃの銃を打って的を倒せば景品が貰えるというもの

硝子がノリノリなので私も、と店主にお金を渡す

それと引き換えに貰ったのは一丁の銃と、コルクの玉

うーん、これは、、

夏油「どうかしたかい？」

銃を見つめる私が気になったのか傑が声をかける

A 「これ呪具にしたい！すごい便利な気がする！」

夏油「それは、、おもちゃだからね」

いい案だと思ったんだけどなぁ

硝子と同じように玉をセットした

パンパンっ

軽快な音がした

家入「あれ」

硝子が売った玉は5発当たった

命中率100%、すごいなと思って見てたけど、

景品は1つも倒れてない

全部当たってたのに、

「残念だったねお嬢ちゃん、もう1回やるかい？」

悪い顔をしてそう言う店主

硝子「チッ」

舌打ちをする硝子

うーん、と思って見ていると

夏油「たまにいるんだよね、こういう悪徳な輩」

傑がそっと教えてくれる

A 「景品が倒れないようになってるってこと？」

夏油「残念だけどそういう事」

やる気無くなるなぁ

少ししゅんとなってしまう

夏油「でも大丈夫、打ってみなよ」

A 「でもどうせ倒れないんでしょ」

五条「大丈夫だって、倒れればいいんだろ倒れれば」

夏油「いいからいいから」

なんか2人も悪い顔してる

ちょっと気になるけど、とりあえず打ってみるか

照準を合わせて引き金を引く

パンっ

的に命中して、

ボトッ

「え」

A 「倒れた！」

なんと簡単に倒れたのだ

店主は焦ってるようだけど、

夏油「やったじゃなか」

五条「さっさともう1発いこうぜ」

A 「うん」

もう一度

パンっ

ボトッ

「お、おい、、」

これは、、

A 「悟が倒したでしょ」

五条「まぁなこれが無限の悪用ってやつ」

A 「先生にバレて怒られても知らないよ？」

五条「提案したのは傑」

夏油「実行したのは悟」

家入「いいぞ五条、次は下の段全部倒せ」

五条「任せろ」

こうして悟の不正の元、景品を全て倒すことに成功した