愛しい人 ページ18
?「吹雪!吹雪!」
(誰かが、呼んでいる)
うん?あ、悲鳴嶼さん……(目を覚ます)
悲鳴嶼「吹雪、大丈夫か?」
ごめんなさい、悲鳴嶼さん。
悲鳴嶼「なぜ、謝る」
もう、私には生きる力がありません。
悲鳴嶼「吹雪なら、大丈夫だ。」
私の体、傷が治っていませんよね。それに、もう助かりません。
悲鳴嶼「そんなことは、ない。私が助ける。」
悲鳴嶼……さん(ゴホ)最後に私の話を聞いてくれませんか?
悲鳴嶼「最後なんて、言うな。」
私ね、悲鳴嶼さんのことが好きです。悲鳴嶼さんに助けてもらった時から、好きでした。
悲鳴嶼「吹雪、私も吹雪が好きだ。」
本当、嬉しい。悲鳴嶼さん、もし生まれ変わって出会うことができたら。私を悲鳴嶼さんの彼女にしてもらえませんか?
悲鳴嶼「彼女じゃあなく、嫁になってくれ。」
私は、幸せですね。
悲鳴嶼「ああ、そうだな。」
ゴホ(血を吐く)
悲鳴嶼「吹雪!」
もう、無理ですね。視界が、ぼやけてきました。
悲鳴嶼「お願いだ、死なないでくれ。」
悲鳴嶼さん、幸せになってくださいね。最後に笑顔で逝かせてください。
悲鳴嶼「吹雪のお願いなら」
(悲鳴嶼さんは、今まで以上の笑顔を見せてくれた)
悲鳴嶼さん、ありがとう。私は、幸せでした……。
悲鳴嶼「吹雪(ギュー)」
(吹雪は、悲鳴嶼さんに抱きしめられて眠った)
悲鳴嶼「吹雪……よく頑張ったな。」
(悲鳴嶼さんは、吹雪を抱えて皆んなの元へ行く)
不死川「悲鳴嶼さん、吹雪は?」
悲鳴嶼「すまない……。」
無一郎「え、もしかして。」
悲鳴嶼「吹雪は、あの世に行ってしまった」
しのぶ「吹雪ちゃん、頑張りましたからね。」
伊之助「俺は、認めない。吹雪が死んだなんて!」
善逸「俺、だって認めなくない。でも、音がしない」
蜜璃「吹雪ちゃんと一緒に、お館様の元へ帰りましょう。」
伊黒「そうだな、吹雪もそれがいいだろう。」
(皆んなで、お館様の元へ帰る)
19人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:和田 | 作成日時:2021年5月24日 15時