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【翌日】
今日は選手たちは試合が無く、各々トレーニングをしたり自主練をしたりミーティングをしたりと自由に過ごしていた
相変わらず愛苦は掃除や洗濯、選手のケアなどの通常業務をしているが
『(やっぱし昨日あの後クソキノコにあの女のこと報告しとけば良かったかな〜でも面倒事はごめんやしな〜)』
考え事をしながら手を進める
初日よりは人数が減ったのでかなり洗濯物などの数は減ったがやはり量は多い
全てやり終わるのに軽く3、4時間はかかる
『ふーっ…やっと終わったわ…うわもう正午かよ』
どーりで腹が空く訳だ。昨日も食ってねーし
ここから食堂まではかなりの距離があり、わざわざ食べに行く気にもならない
『はぁ〜〜どうすっかな……「マ〜ネちゃん♪」あ?あ〜昨日の…名前なんやったっけ』
横から声をかけてきたのはご機嫌な問題児だった
そーいやなんか約束してたな
「士道龍聖だって。覚えろよなー」
『すまんな。興味ないもんはとことん覚えられないもので。』
「興味ない……ねぇ」
問題児は少々考えた後ニヤッと口角を上げ、「すぐにお前の心も爆発させてやるよ」と言って薄月の腕を掴む
「昨日の約束、覚えてるよな?今からすっぞ」グイッ
『おい触んな』
「まーまー」
そのまま誰もいない練習用フィールドに連れて行かれ、早速ボールを渡された
「マネちゃんからね〜」
『りょー』
1on1が何かは知らんがとりま自分のゴールに入れれば良いかしら
ボールを片足で踏んで、久しぶりの感触を確かめる
いけるかね
「それじゃ、よーい……ドンっ」バッ
開始の合図と共に勢いよくこちらに向かってくる問題児
『(速い……コイツのブルロ内での順位って上位なんだっけ)』
冷静に脚をかわし、ボールを守る
だが容赦なく取りに来る脚
『へぇ……お前体幹強いんやな』
「だろっ♪」
お互いに足元に集中する
こんなんしたの初めてやから難しいわ
『………』クルッ
スタッ
「おぉまじっ!?」
『やっっっと抜け出せたわ…』
ルーレットをしながらボールを蹴り上げ、自身より上背のある問題児の脇を抜け,落ちてきたボールをトラップしたのだ
今相手との距離は2m
すぐに追いつかれてしまうだろう
「器用でちゅね〜流石天才ちゃん!」ズザァァァ
『ッ!?』バッ
ドサッ……
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アクアク(プロフ) - 海獣さん» フィールドの芝生に這いつくばってるオタク目線になってしまったw褒めてくれてありがとうございやっす!!! (3月5日 6時) (レス) @page50 id: 2730d44706 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - てぇてぇ!!連チャンコメ申し訳ないんですがこれは伝えたい!!このカプ好きっす!!ガチこのアングルが神過ぎる!え、なにこれワイ不審者で茂み?から見るタイプのオタクポジ感。除いちゃった感最高 (3月5日 1時) (レス) @page50 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - akuaku2さん» あざーす!!まじありがてぇっす!! (3月4日 21時) (レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
akuaku2(プロフ) - 海獣さん» 需要あったかぁ〜〜描くかぁ〜〜 (3月4日 19時) (レス) id: aa6d171686 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - 誤字なんてあったってありがたいです(??)それと絵は需要しか無いです!! (3月4日 12時) (レス) @page49 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクアク x他1人 | 作成日時:2023年6月17日 21時