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あんまり喋りすぎるとキノコ野郎からお怒りの連絡が入るのであの後すぐに部屋に戻って荷物を片付けている
『はぁ……有休とろっかな』
そんなことを考えながら黙々と作業をしているとノックが鳴った
……?
キノコか?
選手か?
『どちらさん?』
ドアを開けずに問いかけると聞こえてきたのは鳥肌が立つような猫なで声
「私だよぉわ・た・し!ねぇ愛苦くん?ここ開けて♡」
はぁ……そうか忘れてた…
さっきのことか………ん?てかもうそんな時間たってんの?
時計を見るともう20:26を指していた
マジか〜
どうしようかな
「はぁ〜やぁ〜くぅ!美琉すっごく楽しみにしてたんだよぉ?」
知らねぇよ…
このまま無視しても良いが廊下で騒がれると他の人に迷惑になってしまうので渋々入れることにした
『待たせてごめんね?』プシュー
「だぁいじょうぶだよ!部屋着姿もかっこいいなぁ〜♡」
『ハハ…美琉ちゃんの部屋着姿も可愛いよ(^ー^)随分薄着だね、冷えちゃってない?』
ちなみにウチの部屋着はだぼっとした白のパーカーにだぼっとした黒のスウェットパンツ
向こう全身モコモコで上パーカーに下はショートパンツだった
THE女子って感じ
髪もほどいてきてるらしい
「ちょっぴり冷えちゃったかもぉ〜愛苦くん暖めてね♡」
いっそのこと焼却炉に突っ込んでやろうか
とは言わなかったが、言いそうになったので誤魔化すためににこりと笑う
美琉は上機嫌でベッドの方へと進んでいき、こちらに手招きしてきた
「こっち来て♡」
内心蹴り飛ばしたい衝動にかられながらゆっくりと美琉に近付いていく
グイッ
『!』
ギシッ
突然腕を引っ張られ、バランスを崩しベッドに倒れ込んだ
何が何だか分からないまま美琉の方を見上げる
ギシッ……
「ねぇ愛苦くん?いや愛苦ちゃん、かな?」
『!!!』
バレた…?いつ?何故?
自分でも驚くくらい酷く動揺している
自身の上に覆い被さるようにして美琉が四つん這いになった
お互いの顔の距離は15cmにも満たない
『……気付いてたんだ?』
「ん〜ん、知ったのはちょっと前だよ、数日かな?」
数日ってことはウチがドイツ行ってた間か
「たまたま絵心さんと帝襟さんのお話が聞こえちゃってね、最初は信じられなかったけど事実だから受け入れたの」
おいぃぃぃ
キノコぉぉぉお
『じゃあもう失望しちゃったかな?』
あーあーちょっと面白かったのに
「失望なんてしないよ?私は女の子の愛苦ちゃんでもだぁいすきだよ♡」
『え』
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アクアク(プロフ) - 海獣さん» フィールドの芝生に這いつくばってるオタク目線になってしまったw褒めてくれてありがとうございやっす!!! (3月5日 6時) (レス) @page50 id: 2730d44706 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - てぇてぇ!!連チャンコメ申し訳ないんですがこれは伝えたい!!このカプ好きっす!!ガチこのアングルが神過ぎる!え、なにこれワイ不審者で茂み?から見るタイプのオタクポジ感。除いちゃった感最高 (3月5日 1時) (レス) @page50 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - akuaku2さん» あざーす!!まじありがてぇっす!! (3月4日 21時) (レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
akuaku2(プロフ) - 海獣さん» 需要あったかぁ〜〜描くかぁ〜〜 (3月4日 19時) (レス) id: aa6d171686 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - 誤字なんてあったってありがたいです(??)それと絵は需要しか無いです!! (3月4日 12時) (レス) @page49 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクアク x他1人 | 作成日時:2023年6月17日 21時