悪女ガン無視する系のバイトの話２【ブルーロック】

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次の日
無事に会議は終わり、アンリ先輩に会議の詳細を連絡した。

あとはゆっくりしていていいとのことだ。

なので施設を見て回ることにした。

ちなみに同時翻訳機は部屋に置いてきた。
着けてると耳に違和感すげぇから。



そーいえばもうバスタードミュンヘンのメンバーってここに集結されてんのかな



『hello…goodmorning…goodnight…挨拶はこれでいけるっしょ』


スタジアムに向かう途中にある休憩スペースのベンチに腰を下ろし、タブレットを弄りながら英語のスピーキングをしてみる



『(ここに居んのあと６日だけやしドイツ語じゃなくても英語でじゅーぶんやな。そもそも選手と関わる予定ないし。)』

↑ドイツ語の発音はむっずいので諦めました☆









『……………………ｽｩｩｰｰ』


ここなんかあったかくて寝やすそう…



目を閉じてみるとすぐに瞼が重くなったのが分かった

疲れてんやろうなぁ……







「He」






うわぁ〜なんか聞いたこともない声が聞こえてくるわ〜

ついに幻聴まで聞こえ始めてもたやん。もう終わりや。

つかなんやねん“ヒｯ”って


引き続き目を瞑っていると今度は先程よりも声が近くで聞こえてきた


「können Sie mich hören.Das bist du(聞こえているだろ。そこのお前だ)」



何？翻訳機ないで何言っとるか分からんて


ゆっくりと重い瞼を持ち上げて声の主を捉える



金から青へのグラデーションがかかった髪になぞの長い毛束二つ

目尻には赤いラインが入っている


うわかっけぇ


ジャージってことはこれから練習かね？




「Wer bist du? Du bist kein Spieler, oder?(お前は誰だ？選手じゃないだろ？)」


なんか聞かれてる…


あーー翻訳機着けてくれば良かったー



『あ、Hello. I am here on business.(こんにちは。私は仕事で来ている者です)』



上手く言えたかしら



「Ups! Du warst eine Frau! Das war unhöflich von mir.(おっと！女性でしたか！これは失礼しました)」



おぉ…なんか驚かれとんな


てか急に笑顔なるのやめろ？どした？ウチに喋ってもらえてそんな嬉しかったんか？((違う




声の主ことミヒャエル・カイザーはペコッとお辞儀をすると愛苦の前に膝まづき、上目遣いで

「Mein Name ist Michael Kaiser.Wie ist Ihr Name?(俺の名前はミヒャエル・カイザーです。貴女のお名前は？)」

と、薄く作り笑いを浮かべながら自己紹介をした



みひゃえるかいざーって言った？今。

じゃあコイツの名前それなんかな


それより今質問されたっぽいけど分からん…！


『あーーI like tomatoes.(私はトマトが好きです)』


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