悪女ガン無視する系のバイトの話２【ブルーロック】

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車に揺られ、約20分
ミュンヘンのサッカースタジアムに到着した


『こんな黒塗り車でも酔うんすね…』


「アー…ハッハ…Fahrer, ist es möglich, ohne betrunken zu fahren？(運転手さん、酔わないように運転していただくことは可能ですか？)」


「Entschuldigung. Ich werde es versuchen(すみません。心がけますね)」


なんて言ってっか分からんけど取り敢えずもう下りるから良いや


マネージャーさんの案内に従って下車し、３人でスタジアムの脇を移動する

途中途中で施設の説明を挟んでくれるのでありがたかった


「エット、コノロウカヲマッスグススムトセンシュヤマスターノリョウガアリマス！愛苦サンモソコニトマッテモライマスネ！」


『りょーー』


スタジアムから寮までは渡り廊下のようなもので繋がっており、外に出ずに直でスタジアムに入れる形となっている

今は貸切状態なのか


「アッ！ソウイエバ“ニホンサッカーキョウカイ”カライヤホンガタノドウジホンヤクキガトドイテマスヨ！ゼヒワタシガイナイトキニツカッテクダサイ！」


そう言って手渡されたのはワイヤレスイヤホンのようなものだった。

MIKAGE？

なんか聞いたことあんな

てかこれあったらマネージャーさんいらなくね？



しばらく見つめた後、ノアさんが着けたので自分も早速耳にはめてみた


『あーあーテステス。マイクテースト』


「それはマイクじゃないだろ」


『おぉ〜!!!!日本語に聞こえる!!すげぇ！』


「そうか、そっちには日本語に聴こえているのか」


『あーそっかノアさんにはドイツ語に聞こえんのね。どう？ウチ発音良い？』


「まぁまぁだな」


『なんでや』


「まぁまぁ！上手く機能しているみたいで良かったです！では今日は長旅でお疲れでしょうからゆっくりと部屋でお休みください！打ち合わせは明日の午前10時からとします！食べ物等は施設内に24時間営業のお店(コンビニ)があるのでそこをご利用ください！では！」


そう言ってマネージャーさんとノエルノアさんは別の方向に去っていった


よし、まだ早いけどもうご飯買いに行ってお風呂入って寝よう。たまにはいっぱい寝ないとやからな

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