不器用なりに (ページ1)

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Mark side.

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その日俺は、ひどく疲れていた。

NCT127としてカムバックを終え、忙しいスケジュールのなかで合間を縫って、
NCTDREAMとしてカムバックするための新曲の練習をする日々だった。

ひどく疲れていたその日も例外じゃなく、早朝から音楽番組の収録、午後には雑誌の取材、ラジオの収録
そして会社に戻って1人NCTDREAMの振り付けを覚えていた。

DREAMのメンバーと差があるぶん、
練習量で埋めなきゃ、と必死になっていた。

気づけばもう夜中の2時を回っていた。

携帯を見ると、テヨニヒョンからカカオが届いていた。
"マクヤ、そろそろ切り上げたらどう？
明日も早いぞ。"
ヒョンらしいな。
そう思いながら、リュックに荷物をつめた。

しかし会社を出たはいいが、まったく帰る気にならない。
体はひどく疲れているのに、家に帰ってベッドで寝る、そんな気分じゃなかった。

「散歩しよ...」

俺は練習室に戻り、片隅に置きっぱだったスケボを持った。