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手を繋ぎ桜を見ながら川沿いを歩く。
『あ、そういえば！』
隆「ん、なに？」
『あ、んー、でもなぁ。やっぱりなんでもない』
何か考える素振りを見せて言うのをやめてしまった。
隆「なーに？言ってよ」
『今日ね、末吉さんがお店に来たよー』
隆「え、そうなの？」
『お友達？と一緒だったよ。おA見帰りだったみたい！』
隆「Aのこと分かってた？」
『さすがに挨拶したよ！ここだったんだって言われたー』
隆「宇野と與以外来たことないもんなー」
『うん！』
隆「で、なんで内緒にしようとしたの？」
立ち止まってAをじっと見る
『いや、だって、いくらメンバーって言ってもプライベートだろうし、勝手に話すのもあれかなって』
隆「ふは！なんだ、そんなこと？」
俺の中の独占欲がちょっと顔を出したけど心配はなかったみたい。
『そんなこととはなんだっ！』
ほっぺを膨らましてかわいく怒るAさえも愛しくて、怒られてるのに笑顔になる。
『ちょっとー！もう！笑わない！』
隆「ごめんごめん！」
そういってまた歩き出す。
『だからね、一応隆弘くんに私が言ったのは内緒ね！』
隆「はいはい」
『約束ね！』
隆「今日ね、ちょうど秀太と話したんだよ。」
『なにをー？』
隆「秀太、俺に彼女出来たの知らなかったみたい。」
『え、逆に他はみんな知ってるの？』
隆「與と宇野はもちろん知ってるでしょ？直也くんは察してそうだし、日高にも言ったような気がする」
『末吉さんだけってこと？』
隆「んー、言ったような気がするんだけどな。でも結構楽屋で話してるから知ってるかと思ってた。」
『え、やだ、なに話してるの？』
隆「Aがかわいいーって」
『やめてよ、』
隆「ほんとのことでーす！」
『もう！今日は隆弘くんち寄らないでまっすぐ帰る！』
隆「えー、やだ」
『知らない』
隆「ごめんね、Aちゃん」
隣を歩くAの顔を覗きこんで目を合わせる
『もう、しょうがないなー』
そういって目尻を下げて笑う
『帰りにビール買ってね』
隆「何本でも」
『わーい！』
無邪気に笑うAがかわいくて、すぐにでも抱きしめたくなるけど、さすがにそんなことは出来なくて、握った手をぎゅっと繋ぎ直した。
俺のこのAを思う気持ちがどこまで伝わってるかわからないけど、握った手から少しでも伝わればいいな。
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Hana(プロフ) - じろなおさん» いつもコメントありがとうございます！待っていてくれてありがとうございました！少しずつにはなってしまうと思いますが、更新していこうと思ってるのでまた応援よろしくお願いします(^o^) (2018年7月26日 6時) (
レス) id: 21ab0f97d0 (このIDを非表示/違反報告)
じろなお - 更新楽しみにしていたところです (2018年7月26日 1時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
じろなお - 毎日更新ぁりがとうございます。これからも読むのが楽しみです！無理だけはしないでくださいね！ (2018年5月25日 23時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
Hana(プロフ) - じろなおさん» こちらこそいつもコメントありがとうございます！できる限り毎日更新が目標なので、これからも楽しんでいただけるようがんばりますので、今後ともよろしくお願いします！ (2018年5月24日 17時) (レス) id: 21ab0f97d0 (このIDを非表示/違反報告)
じろなお - やっぱり次の展開のストーリーが気になってしまう自分がいて主人公ちゃんと秀太くんとかの関係が気になるばかりです。毎日更新本当にぁりがとうございます。嬉しいです！ (2018年5月23日 7時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hana | 作成日時：2018年4月10日 4時
