恋してこんな (ページ35)

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Aside

元彼｢あの写真をばらまかれたくなければ着いてこい｣

こういうのなんてゆうんだけ？

なんて思いながら大人しくついてきたは良いものの

さっきからどこに行きたいのかが分からない

『ねぇどこに行きたいの？同じところぐるぐるしてるように思えるけど』

元彼｢何がしたいのか自分でも分からない。このまま俺のものにしたいけど、どうしたらいいのかずっと考えてる｣

元彼｢思いついたA、岩岡と別れて俺と付き合って。じゃなきゃ写真をばらまくよ？あの1枚だと思ってたら大間違いだからね？｣

薄々気づいてはいた。こう言われる事くらい。

『そんな事をしても私はもうあなたの事を好きにならないけどいいの？』

元彼｢好きにさせるから。どんなに傷をつけてでも。Aが守りたいと思ってるもの全て壊してでも俺はAを手に入れる｣

『どうしてそこまで？』

元彼｢俺とAは一緒にいる運命なんだよ｣

正直怖かった。

どうしてここまで私に執着するのか

そしてどうすればこの人から徹をDa-iCEを守れるのか

自分の気持ちよりもそれを先に考えるようになっていて

そうすると答えは1つのような気がした。

でもきっとこれは1番傷をつけたくない人を傷つける

1番守りたい人を守れなくなる、

そんなんでいいのか

でも個人の感情よりも守りたいものはやはりグループな訳で

『わかった、徹とは別れる。あなたと付き合うから』

そういった時に後ろから聞こえた愛しい人の声

徹｢A！！！｣

『とおる？？』

会えて嬉しいはずなのにどこか切なくて。

この感情に流されてしまいそうで。

笑うことさえもできなかった。

元彼｢携帯、俺の番号登録したからまた連絡して。連絡しなかったり別れてなかったら、、分かってるよね？｣

『分かってるよ。別れたら連絡する』

元彼｢それでいい。じゃあ連れ回してごめんな｣

そう言って私は解放された。