恋してこんな (ページ31)

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ep.9 ページ31

徹｢という事でAと付き合うことになりました。｣

『した』

沈黙の4人、、、

『やっぱ反対ですか？？』

想太｢な訳！｣

雄大｢やっとですね！｣

颯｢Aもやっとですね！｣

大輝｢やっとか！って思ってるよみんな。とりあえずおめでとう。｣

徹｢ありがとう。照れくさいよなんか。結婚報告みたいで｣

『結婚って！！！ばか！！！』

徹｢かわいいでしょ？A｣

大輝｢えっなに。一気にリア充じゃん。｣

みんな気にかけてくれてたから大丈夫だと思うけど
思ったよりビビってたのが嘘みたいに

徹｢んじゃ帰るわ、そろそろ｣

『またあしたね』

こうして隣で並んで歩いて帰る事も
メンバーとしてだったらたくさんあったのに
彼女って意識した途端になんだかぎごちなくて
ボケっとしてるとAに置いていかれそうで
少しだけ怖くなる。

『って徹？きいてる？』

徹｢あぁごめん、考え事してた｣

『ふふっそっか！なんか食べて帰る？って話したんだけどどうかな？？』

徹｢うん、いいよ行こう｣

こうやって食事に行くのも
なんだか照れくさくて。

『今日の徹なんだか上の空だよ？？』

徹｢ははっなんかねAといる幸せを噛み締めてた｣

『なんだよ全く！徹のばか！』

徹｢幸せなんだよ、ほんとうに｣

離したくないなぁなんて思いながら
Aを家まで送って俺も帰った。

次の日

徹｢おはよー｣

大輝｢はよ、Aは？｣

徹｢あれ？まだ？｣

電話をかけてみたけど繋がらず
耳にコール音が響くだけで。
なんだか少しやな予感がする。

他のメンバーが揃い始めて
撮影が始まる時間になってもAは来ず

想太｢Aが遅刻って今までありました？｣

大輝｢俺が知ってる限りではない｣

徹｢電話も一向に繋がらない｣

雄大｢昨日は？送ったんですよね？｣

颯｢ちょっと俺見てきます｣

マネ｢Aと連絡繋がらないって本当？｣

マネ｢とりあえず徹は一緒にきて。Aの家見てみよう。その他はちょっと待ってて。｣

徹｢ねぇなんだか少し嫌な予感がする｣

マネ｢やめよう、きっと寝坊だって。大丈夫｣

そんな微かな希望はAの部屋に行くと
呆気なく散ってしまって。

マネ｢もしもし？大輝？Aがさらわれた｣

玄関の所にメモが。

【Aはこの先もずっと俺のもの。誰かと付き合うなんて許さない】

昨日一緒にいた写真を添えられてた。