ヴィル様のお気に入り39 ページ40
弱肉強食。
弱いものが強いものの餌食になる。
なににしても強いものがのし上がっていく。
恋愛にしてもそう大差はないと思う。
そして弱者はそのまま強者に負ける。
弱者＝敗北者だ。
勝者と敗者
横取りを得意とするハイエナは
その土台にも立たせてもらえないかもしれない。
勝者でも敗者でもない卑怯者だから。
ちゃんとした勝負が苦手な訳じゃない。
ただ、楽なほうに進みがちなだけ。
やめだ。
何も考えたくないや。
ラギーは自室のベッドから起き上がり
スマホを手に取った。
ﾗｷﾞｰ「あー、アズールくん、今いいっスか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レオナの名前呼びが頭から離れない。
ただ名前を呼ばれただけなのに、と思う。
モストロラウンジで料理を運びながら
頭の中レオナのことばかり。
仕事中仕事中、と頭を横に振る。
「お待たせしました」
「ラウンジ特製カレーです」
営業スマイルをつくり料理を届ける。
戻る途中に空いた食器を見つけると
それらを盆に乗せお客に頭を下げた。
洗い場に食器を持っていく途中
???「Aちゃん？」
声を掛けられた。
「ラギー先輩？」
ﾗｷﾞｰ「Aちゃんもバイトッスか？」
ﾗｷﾞｰ「言ってくれたらいいのに」
ﾗｷﾞｰ「みずくさいっすね」
「も？」
ﾗｷﾞｰ「俺、たまーにここでバイトしてるんすよ」
ﾗｷﾞｰ「今日は入れてなかったけど」
ﾗｷﾞｰ「急遽入れてもらって」
???「お喋りはそこまでです」
ﾗｷﾞｰ「わっ、ジェイドくん、びっくりしたあ」
「あ、すいません」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「ラギーさん、アズールから伝言があります」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「急遽シフトを入れたのだから」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「ラギーさんにはめいっぱい」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「走り回っていただきます」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「とのことです」
ﾗｷﾞｰ「げ」
ｼﾞｪｲﾄﾞ「話してる場合ではありませんよ？」
ﾗｷﾞｰ「急遽シフト入れるとこれだもんなあ」
ラギーがぼそりと言う。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「何か言いましたか？」
ﾗｷﾞｰ「いやいや、なんにもないっす」
言いながら奥に歩いて行く。
ｼﾞｪｲﾄﾞ「……あなたには困ったものですね」
「へ？」
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天音(プロフ) - ハリネズミさん» ラギーくん、いいですよね！私もすきですっ！ありがとうございます！ (2021年6月18日 18時) (
レス) id: 5e1a8784a8 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネズミ(プロフ) - こんにちは！ハリネズミって言います！ラギーがすき過ぎて、もう最っっっ高です！！！更新頑張って下さい (2021年6月17日 16時) (レス) id: 7e7ed6e017 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 桜ひかりさん» コメントありがとうございます！おじたんオチにしようと思ってますー亀更新気味ですがよろしくお願いします！ (2021年5月14日 17時) (レス) id: 0780d0663d (このIDを非表示/違反報告)
桜ひかり(プロフ) - レオナパイセンオチの香りを察知！！！！ヴィル様闇落ちしてまうのか気になってしかたねぇっべ！！！更新楽しみにしています！！！ (2021年5月13日 23時) (レス) id: 549174fdc6 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます！そう言って頂いて嬉しいですっ (2021年4月17日 17時) (レス) id: fea5169f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 | 作成日時：2021年4月4日 10時
