ヴィル様のお気に入り13 ページ13
ｳﾞｨﾙ「なんでもないわ」
言いながら露わになったうなじに
香水をワンプッシュふりかける。
ｳﾞｨﾙ「行ってよし」
「はあい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝、学園につき授業が始まる前に寄るところはひとつ。
綺麗で可愛い花たちが咲いている所。
いつも通り花たちに水をあげては亜熱帯ゾーンに
足を運んだ。
ベンチに人影は…………
「ない」
よし、と心でガッツポーズする。
今日はラッキーデーみたいだ。
ベンチに腰をかけ目を閉じる。
近くで流れる水の音が心地良い。
時間を忘れてしまいそうだ。
「(授業までまだ時間あるし、ちょっと休んじゃおう)」
そう思ってからしばらくも経たないうちに
睡魔が襲い、Aは夢の中におちていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
???「まただ」
植物園に足を踏み入れると、花たちが生き生きと
輝いている。
誰かさんの代わりに水をやりに来たラギーだが
最近よく水がまかれている。
ﾗｷﾞｰ「一体誰が……まさかレオナさん？」
口にしてすぐいや、ないなと撤回する。
ランウェイの花道を歩いていき
亜熱帯ゾーンに行く。
水の流れる音が聞こえてきて
曲がり角を曲がったとき
太陽のスポットライトをあてたAが
ベンチに座り眠っていた。
ﾗｷﾞｰ「Aちゃん？」
驚いた。
こうも髪型で印象が違うとは。
Aの隣に座り顔を覗き込む。
ﾗｷﾞｰ「あーあ、可愛い顔しちゃって……
無防備にも程があるっスよー。弱肉強食な
俺らの世界じゃすぐ狙われ喰われちゃう」
「ん……」
吐息が聞こえ起きるかと思ったが
そうではなく、太陽の光が眩しいのだろう。
閉じた瞳が震えている。
ﾗｷﾞｰ「はーあ」
ラギーは立ち上がり、影になりそうなものを
Aの近くに置いていく。
Aの顔に影ができ、またスーっと寝息をたてる。
ﾗｷﾞｰ「……ほんとに喰っちゃうッスよ？」
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天音(プロフ) - ハリネズミさん» ラギーくん、いいですよね！私もすきですっ！ありがとうございます！ (2021年6月18日 18時) (
レス) id: 5e1a8784a8 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネズミ(プロフ) - こんにちは！ハリネズミって言います！ラギーがすき過ぎて、もう最っっっ高です！！！更新頑張って下さい (2021年6月17日 16時) (レス) id: 7e7ed6e017 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 桜ひかりさん» コメントありがとうございます！おじたんオチにしようと思ってますー亀更新気味ですがよろしくお願いします！ (2021年5月14日 17時) (レス) id: 0780d0663d (このIDを非表示/違反報告)
桜ひかり(プロフ) - レオナパイセンオチの香りを察知！！！！ヴィル様闇落ちしてまうのか気になってしかたねぇっべ！！！更新楽しみにしています！！！ (2021年5月13日 23時) (レス) id: 549174fdc6 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - ベルモットさん» コメントありがとうございます！そう言って頂いて嬉しいですっ (2021年4月17日 17時) (レス) id: fea5169f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 | 作成日時：2021年4月4日 10時
