過保護な後輩 (ページ11)

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11.タバコページ11

言われた住所をナビに登録してAさんの家に向かった。

『案外近いですね』

「あ〜確かにそうかも、安田くんこんなとこ住んでたんだ」

『Aさん？』

「安田くん運転中はこっち見ない」

助手席を開けたらめっちゃ嫌がられたけど後ろに乗せるのは何となく嫌で強引に横に乗せた。

『可愛いですね』

「え、は？」

『…もう着きますよー』

「安田くん？」

『なんですか？』

「…無意識？」

『どっちやろうね？』

「…もう！」

ちょうど着いたところでAさんは車から降りてった。俺どうしたらええんよ。

とりあえず近くにあったパーキングエリアに車を停めて、Aさんに場所の連絡だけした。

特に何もすることがなくて車から出て持ってたタバコを吸ってた。

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「安田くんタバコ吸うんだ」

『え、あ、すみません』

「いいよ、別に」

『好きやないんですか？タバコ』

「ん〜そんなに好きじゃないかな」

『…すみません』

急いで火を消してくれた。別にいいのに。笑

「…行くんでしょ？」

さっきはぐらかされたのが少しウザくていじわるしてやろうと思って着替えてメイクするだけじゃなくて髪の毛もちゃんとやってきた。

『臭い気になりません？』

「だから、大丈夫だって、行こ？」

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