甘い蜜 (ページ30)

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安田side

大倉と話してる時ふと、Aちゃんを見たら下向いとって

俺と大倉との話が終わったあと顔を上げた瞬間Aちゃんの顔が曇った、気がした

大倉「ヤス、彼女とデート中ぽいから、はよ行こうか紗奈」

大倉「じゃあね、ヤス」

「おん、バイバイ」

紗奈と呼ばれた彼女らしき人を連れて大倉は歩いてった

「･･･ A、ちゃん？」

なんて、声をかければ

『ごめん･･･』

って返ってきた

「お昼、食べよか」

ここで聞く話やないと思って、お昼ご飯食べれそうなところに入った

「･･･大倉、やったんやね」

「ごめん」

「話しかけなければ･･･」

『ううん、大丈夫』

「大丈夫ちゃうやろ、嫌やったよな」

「人間不信になりかけた張本人と会うのは俺は絶対嫌やもん」

『でも、安田くんにそれは関係ない』

「関係ある、次のAちゃんの彼氏になる予定やもん」

「Aちゃんの事は全部関係ある、例え過去のことやとしても」

『ごめんね、安田くん』

『あんなくらい顔しとってごめん、ずっと下向いとってごめんね』

いきなり謝られた、Aちゃんは何も悪くないのに

「Aちゃんはなんも悪くないよ、大倉が悪いんやから」

大倉とは中学から高校まで一緒やったけどずっとあんなんやった

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