好き以上の言葉なんて (ページ9)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:33,872 hit

◎ ページ9

Aside

あ、、もうこんな時間か

仕事も今日の分は終わらせたし

定時であがれるな

大倉『A先輩、行きますよ』

あ、、忘れてた

大倉くんのことすっかり忘れてた

大倉『忘れてたとか言っても連れて行くから』

はっ、声に出てた？

大倉『まぁ、ええわ』

大倉『はよ行こ』

「う、うん」

って言って連れてこられたところは

そこそこ高そうな場所

「大倉くん？」

大倉『お金のことなら大丈夫』

「私何も言ってないんだけど」

大倉『こんな高いとこで大丈夫かなって顔に書いとるで』

大倉『俺が奢るんやから大丈夫』

「いやでも、」

大倉『俺が誘ったんで、大人しく奢られてな？』

「･･･じゃあ、御言葉に甘えて」

大倉「おん」

大倉『Aさん』

「ん？」

大倉『いつも俺の誘い断るのに今日だけ、』

大倉『んーん、初めて断られなかった』

「･･･うん、そうだね」

大倉『･･･なんかあったんやろ？』

大倉『･･･彼氏、とか』

「･･･やめて、」

「もうこれ以上聞かないで」

勢いでそんなことを言ってしまった

普段の大倉くんからは想像出来ない感じになって

大倉『ごめん』

って、

私の方が悪いのに

「大倉くんは悪くないよ、ごめんね」

「･･･とりあえず、料理食べよっか」

大倉『･･･せやな』

気まずくさせたのは私

申し訳ないとはすごく思ってる

･