好き以上の言葉なんて (ページ8)

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◎ ページ8

Aside

大倉『･･･先輩、Aさん』

「･･･ん、？」

大倉『今日変ですよ、』

「そ、んなことないよ？」

大倉『ふーん、まぁそれならええんやけど』

出た、タメ口

もう慣れたけど

大倉『あ、これ終わりました』

「ん、ありがとう」

「ここ置いておいて」

大倉『･･･はーい』

大倉『先輩』

「なに？」

大倉『今日の夜空いてますか』

「んー、まぁ」

大倉『じゃあ、そのまま空けておいてください』

「え？」

大倉『だから、今日一緒に夜食べに行きたいんです』

あー、そういうこと･･･

え？なんで？

「え、なんで、大倉くんと食べるの？」

大倉『俺が食べたいからです』

大倉『だから空けておいてくださいね(ニコッ』

あ、出た、

私も大倉くんと同い年だったら

あのニコッてやつでコロッと落ちてるだろうな

でも年の差普通にあるしね

「はいはい」

大倉『楽しみにしとる』

ってコソッと言ってきた

はぁ、仕事するか

そう言えば大倉くんと飲みに行くの初めてだな

今までは･･･

彼氏いたから断ってたもんね

早く忘れたいのに

なんで、なんで

あの人の記憶にたどり着くの

･･･もう嫌だって

でも、そんなこと言ってたって仕事はしないと

残業になるし

大倉くんと飲みに行くの一応の楽しみにしておこう、かな

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