好き以上の言葉なんて (ページ12)

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◎ ページ12

大倉side

とりあえずAさんをささえながら店を出たのはええんやけど

Aさんどうすればええねん

大倉『･･･Aさん、』

「･･･」

完全に寝とるわ

とりあえずタクシーに乗り込んで

Aさんの家なんか知らんから

俺の家まで連れて帰ることにした

正直、もう少しお酒強いんかと思っとったんやけどな

俺も弱くなくてよかったわ

俺の家に入って

俺のベッドに寝かせて

しょうがないから俺はソファーで寝ることにした

寝顔がむっちゃかわええの

大倉『･･･無防備すぎやって』

俺は理性と戦うことに必死で

とりあえずソファーに入った

幸い、明日が仕事休みやから

ホンマによかった

･

「･･･えっ、大倉くん、？」

大倉『あ、Aさんおはよ』

「あ、うん、おはよ」

「･･･ここって、」

大倉『俺の家やで』

「･･･うわっ、ごめんね、大倉くん」

明らかにびっくりしとる

大倉『別にええけど、Aさん』

大倉『気持ち悪くないん？』

あんなに飲んでたから気持ち悪くないわけはないやろって思おて

「んー、ちょっと、だけかな」

「お水もらってもいい？」

"はい"って言ってコップを渡した

大倉『とりあえず、お風呂入ってき？』

「え、借りる、の？」

大倉『それ以外ないやんか』

って言って俺のやけど

スウェットとタオルを渡した

･