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「わかった！わかったから、水飲め」
ともう一度水を手渡すが、
「飲ませて…」
と艶っぽい声と表情でエースに囁く。
「え…いや、あかんて…」
とエースの膝に移動したシェリーに慌てるエース。
とりあえずガムとジョニーの状況を確認すると、ジョニーは相変わらず爆睡、ガムもアーセナルの隣で寝息を立てていた。
今ホールの中で起きているのは2人のみ。
「ねぇ、飲ませて…エースにそんな勇気ないか…ガムとジョニーの目が気になるんだもんね」
とわざと挑戦的な目を向け、膝から降りようとすると、
「お前…知らんぞ」
そう一言呟き、水を口に含むとシェリーの唇を乱暴に奪った。
「っ…」
エースからシェリーへ流れ込む水。
「だらしない顔すんなや…止まらなくなるやろ」
と口の端から溢れた水を長い指で拭う。
「おいし…エースも飲む？」
と水を持って小首を傾げるシェリーはまるで小悪魔。
確信犯だとわかってても可愛いく見えてしまう。
「飲ましてや」
と掠れた声で囁く。
シェリーは水を口に含み、エースに口付ける。
水がエースへと流れ込み、喉仏が動く。
口を離そうとした瞬間、エースの大きな手がシェリーの頭を押さえて離さない。
角度を何度も変えて深いキス。 シェリーもそれに応える。
一体何分そうしていたか、やっとシェリーから唇を離すと強く抱きしめた。
「…すきやで」
しかし、シェリーはその言葉を聞く前に深い眠りへと落ちていったのだった。
___散々暴れといて寝落ち…そこも含めて大好きやでシェリー
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作者名：相楽麗
| 作成日時：2021年2月16日 0時
