始末屋さんの甘い誘惑～8UPPERS～ (ページ26)

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おつかい【黒】ページ26

つい先日、ジョニーが腹を刺されて怪我をした。

大事には至らなかったが、しばらくの間は表も裏も仕事は休ませることになった。

普段から、バーの仕事はジャッキーとジョニーに任せていたため、ジャッキーは大忙し。

「あかん！レモンないわ！誰が買うてきて！」

「私、手が空いてるから行くよ」

とシェリーがジャッキーに声をかける。

「ほんま？ほんならついでにいろいろ買ってもらいたいもんあるから、マック荷物持ちでシェリーと一緒にいったってくれ」

「おん、わかった。必要なもんあとで携帯に入れといて」

とマックがソファから立ち上がりシェリーと2人で部屋を出て行った。

一番近いスーパーまで歩いで15分ほど。

今日は、裏の仕事で車を使っているため徒歩で行くしかない。

「あったかいね～」

と太陽の光を浴びて大きく伸びをするシェリー。

まるで日向ぼっこをしている猫のようなその姿にマックは目を細める。

スーパーに到着し、ジャッキーとのチャットを確認するとかなりの量買うものが。

「あいつ…ついでやからってすぐに必要ないものまで入れとるやろ」

「ふふっ、ジャッキーらしくていいじゃん」

と迷惑そうなマックと楽しそうなシェリー。