＊ ページ23
子供のように、頭を優しく撫で続けてくれるジャッキー。
シェリーは安心したのか、いつの間にか夢の中へと入っていった。
とりあえず眠ったシェリーを見届けてジャッキーは急いで厨房に降りるとお粥を作り始める。
その場におらず、シェリーの不調を知らない他のメンバーには事情を話し静かに過ごしてもらっている。
アーセナル、トッポ、マックはいつも通り過ごしているが、ガムとエースはどこか落ち着かない様子。
いつもなら手合わせする、しないの一悶着があるのだが今日は2人とも静かに出ていったのだった。
「あの2人じっとしてても心配なだけやから気紛らわせに行ったな」
とアーセナルは愛用のリボルバーの手入れをしながら優しく笑った。
それを聞いて他のメンバーも可愛く思ったのか自然と笑顔になる。
しばらくして、ホールにシェリーが降りてきた。
「あ、起きてもうたか」
とジャッキーが近寄ると、無言で抱きつくシェリー。
「なんでいなくなるの…寂しい」
「ごめんな。おかゆさんできとるけど食えるか？」
と言うジャッキーの問いかけに小さく頷く。
椅子に座らせて小さな土鍋に入れたお粥を目の前に置く。
そして、スプーンを手渡すと、それを受け取らず口を開けるシェリー。
「ずいぶん甘えたさんやなぁ」
と苦笑いすると、スプーンにお粥をすくいふーふーしてからシェリーの口元へ。
「おいしいね。ジャッキー、ありがと」
と優しく笑うシェリーに
「はよ元気になってな」
とおでこにキスを落とした。
___風邪が治ったらご褒美もらわなあかんな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：相楽麗
| 作成日時：2021年2月16日 0時
