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「最近学校付近で不審者が出ているらしいから、他人事だと思わずに男子も女子も気をつけろよー。できるだけ1人で帰らないこと!じゃあ、解散。」



いつも通りに、先生の話を聞き流す。

どうせ大したこと言ってないし、なんて。





今日の放課後、新しく見つけたカフェに寄ってみようかなー、とか考えながら。





「さよーなら」





いつの間にか、挨拶も終わってて。

体は慣れについていってたみたいで、ちゃんとみんなに合わせて立っていたらしい。


頭の中に、大好きな曲を流して、ルンルンでリュックに教科書やら何やらを詰め込んでいく。
ホントは置き勉がいいんだけど、予習とか復習とか宿題とか、いろいろやらないといけないから全部持って帰る。重いんだよね、どうにかしたい。

授業中だけで完璧に覚えられる頭が欲しい、切実に。





とりあえず、カフェに行きたい。行ってやる気があったらそのまま勉強しよう。
頑張れる、多分。お洒落な雰囲気に呑まれなければ。

呑まれてもそれはそれでお洒落になれるかな。





「あ、立花さん。今日委員会あるって。」





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作者名:瀬結 x他2人 | 作成日時:2021年8月16日 9時

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