▽ Ｍ な そlらlるさんの 話 ２ ,

M らるさん ▼ 番外編 6 ページ46

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「 はぁ 〜 … 」


『 瑠衣さっきからため息うるさいだまって 』


「 はい … 」


「 天月がうらやましい … Aと一緒に歌ったり 『 近々一緒にライブするでしょ 』

Aのあざといトコロを録音したり … 『 寝顔いっぱい撮ってるじゃん 』

Aびしょびしょにしたり … 『 瑠衣勝手に私のお風呂のぞいたことあったよね ？？ 』


…… うらやましいぃぃい 〜〜〜 」 『 お前なんなの ！！？？ 』


パソコンの画面から目を離して怒った顔でこっちをみる 。

やだなぁ 、 そんな冷たい目でみないでよ … うれしくなるじゃん … ←



ﾋﾟﾛﾝ



ニヤニヤしていたら 、 スマホにニコニコからの通知とTwitterの通知が届いた 。


《 ありす さんが ▼ おねがいダ − リン 歌ってみたです 。 を投稿しました 。 》


「 ！！？？ 」


おれは勢いよくAの方を見た 。

驚くには理由がある 。 前におれが歌ってよといったら絶対に歌わないと言っていた曲の一つだったから 。


『 っ … 』ｶｧｱｱｯ



おれが見たと同時に顔をそむけたAのほほは 遠目でもわかるほどに赤くなってて 、 胸の奥が きゅん と鳴った 。



「 … んふふ 」


我ながらキモチワルイ笑い声を残して 、 おれはありすの歌を聴くためにイヤホンを刺した 。



ーーーー


《 〜 ♪ 》



「 … 」


うつむきながらイヤホンを外した瑠衣 。


… え 、 なんかなんにも喋らない … いつもならなんか喋ってくれるのに …

なんか悪かったかな ？ 変なところあったかな ？

柄にもなく不安になって 、


『 瑠衣 ？ どうしたの ？ 』


って聞くその声は震えてて 。



「 … った 。 」


辛うじて聞こえたその声も震えてて 、 うまく聴き取れなくて 。


『 ごめん瑠衣 、 』


もう一回 って聞こうとしたら


「 っ … ！ 」ﾊﾞｯ

『 っへ ！？ 』


いきなり抱き着いてきた 。


『 え 、 え ！？ なに急に ！ 』


混乱しながら瑠衣の背中を軽くたたく 。

抱き着いてきた反動で所詮 床ドン の状態だ 。

… 微妙に恥ずかしい



『 ねぇ瑠衣どしたの ？ いきなり何 ？ 』


「 …… 最高 」


そう言った瑠衣の顔は 、 見たこともないくらい笑顔だった 。

M らるさん ▼ 番外編 7→←M らるさん ▼ 番外編 5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す