(｀・ω・´)ゞ20 ページ20
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キーンコーンカーンコーン……
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毎度お馴染み
放課後を告げるチャイムの音が鳴り響く。
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「つーるぎっ！一緒にかえろー」
「ああ」
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今日は部活が無い。
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天馬は落ち込むかと思ったら
ワクワクしてるような顔で俺にそう言った。
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内心首を傾げていたら、眩しい笑顔で「あとで河川敷集合なー！」と意気揚々と宣言。
晴れたからなのか、サッカーをやる事は決定らしい。…俺の拒否権は？
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「えー…今日はどっか遊びに行こうよ、天馬君」
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狩屋も少し呆れたような顔で言う。
空いた時間=サッカーの方程式が出来上がってる天馬は若干不満顔だったが
まぁたまには良いね！と案外あっさり折れた。
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中学生男子よろしく
軽くふざけながら歩く帰り道。
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「そういえばさ、この前 部屋にGが出たんだ」
「へぇ、梅雨なのにG出るんだ
で、どうなった？」
「丁度入ってきた秋姉の顔に飛んでって大騒ぎ」
「うわぁ……」
「そのあとハエ叩き振り回して Gペチャンコww」
「グロっw」
「かわいそうに(´・ω・｀)」
尊い命 大切にしましょうよ天馬君。
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「あ。じゃあ、後で駅前ねー」
「んー」
狩屋とは帰り道が違うので、分かれ道で別れて、また天馬と2人で歩き始めた。
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「…なぁ天馬」
「なにー」
「お前んトコに方言使う人いるか？」
「方言？」
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ふと、狩屋との会話を思い出して尋ねる。
木枯らし荘みたいな下宿？アパート？なら、地方の人がいてもおかしくないと思うのだが。
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彼はしばし唸って、顎に手を添えた。
「うぅん……いないかなぁ。
ふざけてたまに大阪弁とか使う人ならいるけど」
「ふぅん…そうか」
「なんで？」
「狩屋が、方言使う人と喧嘩したらしくてな。
相手が何言ってるが全然分からなかったって嘆いてたんだ」
「へぇー。あ、そういえば、
おひさま園って色んな子がいるもんねー。
そういう時 大変そう」
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苦笑して言う天馬。
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直後、
俺も方言使ってみたいなーと
突然言い出したと思ったら
変な大阪弁を使うものだから笑ってしまった。
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ハル(プロフ) - 今回読むの二回目なんですが、やっぱりこの作品は読んでいて心がほっこりします！ (2015年1月17日 20時) (
レス) id: 6a421b55e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾城 | 作成日時：2014年4月21日 2時
